2008年 10月 29日
Shasta-4:シャスタの雲とバナナブレッド
なんだか不思議な雲。
街なかにある有料望遠鏡。可愛らしい。
リンゴの樹が、庭に植えられている家が多い。
寒さに強いし、食料になるからだ。
可愛らしい雑貨屋さんで買い物をした後で、まだ何軒か廻ってみようかと
思ったら、飲食店を除いて、日曜日はほとんどのお店が16時か17時で閉店。
休みの店も多い。
ホテルに帰って、ゆっくり夜を過ごそう。
私の泊まっているロッジのドアノブに、なにやら袋がぶら下がっている。
「 Hi ! 映美 今日は如何でしたか? 明日お会いしましょう。 Yより 」
実は、私をシャスタに導いた水先案内人は、Y氏だった。
今年の春まで、私はシャスタという地名さえ知らなかった。
シャスタを訪れたことがあるという人と友達になったと同時に、あるイン
ターネットサイトで偶然Y氏の存在を知り、その友達と旧知の仲であること
がわかった。それからシャスタに繋がるシンクロが度々重なると、これは
もうシャスタに行くしかない!という気持ちになり、「秋の休暇はハンガリー
へ…」と発券してあったブダペスト行きの航空券をキャンセルして、サンフラ
ンシスコ行きに変更したのだった。
Y氏は現地に住む、日本語の堪能な男性だ。
「私がシャスタを訪れる時には、時間のご都合がつくようでしたら、是非
お会いしたいです!」とメールを送った。
そして彼は「出来る限り仕事を調整して、一人で行くことが難しい場所へ
ご案内しましょう。ネイティブアメリカンの特別な儀式に参加できるよう、
取りはからってあげますよ。」と約束してくれた。
シャスタに到着した夜にY氏に電話して、2日後に会う約束をした。
そう、明日会うことになっていたのに、私が外出しているのを承知で、仕事
の合間に手作りのバナナブレッドを届けてくれたのだ。
彼がプロ並みに料理が得意であるということは、メールのやりとりの中で
わかっていたが、すぐに会う時間を作ることができないから、せめてもと
手作りのプレゼントを用意してくれるとは、なんという優しい心遣い。
ひとりのディナーは、バナナブレッドとチキンとサラダで大いに満たされた。
ゆったりしたバスタブで半身浴しながら本を読み、ジャグジーで疲れを
ほぐす。こんなにのんびりと、ひとりの夜を過ごすのは久し振りだ。
旅先には必ず持って行くキャンドル。
お香は、森で拾った松ぼっくりに立ててみる。 なかなか素敵。
手前にある石は、パンサーメドウズの小川の中にあった石。手のひらに
のせただけで、そのエネルギーが心と身体に響く。
素晴らしい一日だった。
今夜は、早めにベッドに入ろう。 至福。
(※後で聞いたのですが、カリフォルニアのホテルの客室では、キャンドル
やお香などの火気厳禁だそうです。よい子は真似をしないように…。)