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響和堂Blog 『 湧玉 wakutama 』

Live 「 野澤徹也 meets 雅楽 」

12月13日(土)19:30開演、仙川・KICK BACK CAFEにて。
三味線演奏家・野澤徹也氏は、私がソロの三味線ライブを初めて聴きにいった
奏者。かなりのイケメンだ。
くれぐれもご注意いただきたいのは、私がイケメンばかり追いかけているように
思われているかもしれないが、そうではなく(?)、なんとなくピン!ときて
ライブを聴きに行ったら、みなイケメンだったのである。

「明後日、来ないですか?面白いですよ。史上初の楽器編成なので、楽しんで
ください!」と徹也サンからメールが来たら、行かないわけにはいかない。
響和堂の活動を始めてからこの半年で感じたことは、邦楽演奏家は、自分で
ライブの案内をマメにメールしてくれる人がものすごく少ない。のんびりして
いるというか、販促活動が苦手な人が多いのはアーティストにありがちでは
あるが、たくさんの人に聞いてもらいたい、お客さんを増やしたいという熱意
の感じられる人が少ないのだ。
そういう意味でも徹也サンの積極的なスタンスが、私には大いに好感がもてる。
常に「現代の三味線音楽」を追い続け、ライブや録音を数多くこなして、従来
の三味線奏者とは全く異なる活動をしている点も、大変興味深い。
数々の受賞歴もあり「三味線のイメージを一新する、若き弦楽器奏者」として
現代邦楽のみならず、さまざまなジャンルの音楽ファンから注目を集めている
というのも頷ける。
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徹也サンが「史上初の楽器編成」といった今回のライブは、雅楽器の笙(しょう)
・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)、そして篠笛と尺八との共演である。
全6曲のうち三味線ソロ2曲以外は、全て別の4人の作曲家によって今年作ら
れたものの初演で、いかに多くの作曲家からも彼の技能や解釈に対する信頼厚い
かが伺われる。

雅楽では、笙は“天”を、篳篥は“地”を、龍笛は“天と地を繋ぐもの”として
それぞれの音色が表現する世界がある。
中央で徹也サンが座って三味線を演奏し、その背後を取り囲むように他の楽器が
立ち並んでいるこの様子が、三味線=人間と、神と、その間に存在するものを
表しているようで、とても理解しやすく感じられた。
三味線はまさに人そのもので、尺八は人でありつつ天に近づく僧侶のような存在。
現実と永遠、平面と立体、物理的と直感的な音の重なり合いに、ぐいぐいと
引き込まれる。面白い!
ライブのハシゴをした価値、充分にアリ。
この雅楽コラボシリーズ、そして徹也サンの活動に、来年も注目していきたい。

野澤徹也HP http://www.k5.dion.ne.jp/~nozawa/
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by kyowado | 2008-12-20 14:00 | いろいろ…観る | Trackback | Comments(0)