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響和堂Blog 『 湧玉 wakutama 』

Live 「 URANUS - ウラナス - 」

6月8日(月)19:30〜、東京建物八重洲ホールにて。
二十五絃箏・中井智弥と尺八・岩田卓也のユニット「 URANUS - ウラナス - 」の
東京建物ホール4回目のライブである。
この日は卓也クンの誕生日、また、9月の公演で演奏してもらう候補曲の演奏も
あるので、生で今一度しっかり聴いておきたいと、仕事を終えて駆けつけた。

公演プログラムに書かれている、二人からのメッセージ。

「 今回はじめに演奏しようと決めた曲は、尺八と十七絃の“ 土声 ”(どせい)
  です。この曲は、僕たちが一番最初に二人で演奏した曲です。
  僕が20歳で、岩田が18歳。 それから10年たちました。
  最後の曲は URANUS の最新曲です。
  一番最初から最新曲まで楽しんでいただければと思います。   中井 智弥 」

「 ついに4回目。しかも今日は誕生日。29年生きてきたんだなぁ。
  なんかスゴイなぁと、29年も生きてきたんだ…。
  尺八を始めて17年。やっと尺八に自分の思いを表現できるようになってきた
  かな? 人生人それぞれですが、僕なりの29年間の思いを込めて演奏します!
                                岩田 卓也 」

二人のソロを含めて全8曲。
やっぱり、この二人はスゴイ。
しっとりと美しく、そして力強くエキサイティングに、「 革命 」を意味する
ウラナス=天王星に相応しい音の世界を堪能させてくれた。
このホールは、マイクなしで生音を楽しめる、約100席の丁度いいサイズ。
もちろん、満席である。
私の隣に座っていたのは、50歳代のサラリーマンのオジサマ二人連れ。
聞き耳立てていると、どうやら初ウラナスらしい。
「 いやぁ〜、びっくりしたなぁ。すごいねぇ、これは。
 う〜ん、次の青山のマンダラでやるライブっていうのも行ってみようかなぁ…。」

終演後、出口で卓也クンと話をしていると、先程のオジサマが
「 いやぁ〜、キミ、すごかったよ。特に“ 風神 ” あれはよかったねぇ〜。
 また聴かせてもらうよ!」と興奮気味に話しかけてこられた。
すかさず、私も口をはさんだ。

「 彼は、日本の宝ですから… 。」

by Emi Nakamura
by kyowado | 2009-06-21 21:21 | Live