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響和堂Blog 『 湧玉 wakutama 』

2009年9月9日のこと。-2

9月9日「 重陽の節供 」は、縁起の良い陽数(奇数)の最大値である9が
重なることからこの名がつきました。
「 菊の節供 」「 重九の節供 」とも呼ばれます。
奈良・平安時代の宮中では、詩歌の宴を催すなど文化的行事も盛んでした
が、現代でも菊の花を観賞する行事が、全国各地の神社などで催されて
います。菊の花は香りが高く気品があるため、邪気を祓い、長寿をもたらす
花として、菊酒や菊料理として食すのも節供の習わしとされていました。
これは、季節の花には神が宿るとされる考え方に由来するもので、重陽の
節供に菊酒を飲むのは、花に宿った神様の力をいただきたいという願いが
込められています。

厳島神社で奉納演奏をしたあとに、足立さんのギャラリーでミニライブをし、
そこでお食事とともに、菊酒をふるまおう。そして、節供についてのお話を
みなさんにして、2009年9月9日を和やかに過ごしたい。…そんな企画
を考えました。

さて、厳島神社と伊勢山皇大神宮にお酒を奉納し、みんなにもふるまう
そのお酒は何にしようか。
菊にちなんで、菊水・菊姫・菊正宗…何がいいかなと考えながら、何気に
PCを開いたら、知人がブログを更新していました。クリックしてみてみると…
日本酒の一升瓶を抱えたオジサマの写真が目に飛び込んできました。
2009年9月9日のこと。-2_c0173978_19235282.jpg
 まほろばオリジナル
  「 和魂(にぎみたま) 」

札幌にて自然食料品店の先駆けである有名店
「 まほろば 」さんが、オリジナルで創らせた
日本酒です。
「 和魂(にぎみたま)」とは、柔和・精熟など
の徳を備えた神霊。雨や日光の恵みなど、神の
優しく平和的な側面であり、神の加護は和魂
の表れといわれています。
まさに、響和堂の奉納するお酒に相応しいので
はと、すぐにまほろばのオーナー宮下氏に電話
を入れました。

「 かくかくしかじか…で、奉納するにはこのお酒しかないと思ったんです。
すぐに送ってもらえませんか? 」
「 うん、まさしくこれしかないね!すぐに送りますよ。」宮下氏には以前から
私が響和堂を設立した想いや自分のお役目と感じていることをお話ししており
ましたので、奉納にまほろばのオリジナルの日本酒を選んだことをとても喜ん
でくださいました。
そして、特急便で届いたそのお酒は、ラベルもボックスも全てひとつずつ
宮下氏の素晴らしい書で「 和魂 」と手書きされていました。この文字の力強さ
美しさに感激!

まずは、9日の奉納演奏の前に、5日、伊勢山皇大神宮にもお酒を奉納し、
ご挨拶に行きます。
2009年9月9日のこと。-2_c0173978_2018525.jpg

とても静かで心地よく、私をあたたかく包んでくださるよい気配に満ちて
いました。

これまで、神道や神社とはあまり関わりのない生活を送ってきたのに、不思議
です。「 和の心 」を伝えていくという志を立ててからは、私なりに、神様に
礼を尽くし、お喜びいただくことをやらずには、なんとなく気が済まなくなっ
てきました。
詳しく神事を勉強しているわけではないので、自分が思いつく範囲のことだけ
ですが、いつも見守ってくださっている意識をもつと、礼を尽くさねばと
思うし、その意識が高いほど、ご加護=ラッキー!が多くなってきた気がします。

… 続く …

by Emi Nakamura
by kyowado | 2009-09-19 20:20 | あれこれ…想う