2010年 03月 31日
鹿島神宮
例の“ 熊野繋がり ”で知り合った友人から、急なお誘いがありました。
「 明後日、7日、日曜日なら行けるよ。 」
「 決まり! 3月の吉方が東にあるの。“ 神宮 ”とつく神社は、最初は伊勢・鹿島
・香取と3つだけだったくらい重要な所だから…。」
ひな祭りコンサートの前に、吉方に出掛けてお参りするのもいいなぁ。どちらの
神宮もお参りしたことがないし…。
なんだか強いパワーがいただけそうです。
東北から中部地方にかけて、およそ900あまり点在している鹿島神社、その総本社
にあたるのが、茨城県にある鹿島神宮です。
鹿島神宮は古くからパワーがみなぎる地として知られていました。お祀りされて
いるのは、日本神話史上、最強の武神と言っても過言ではない「武甕槌命(たけ
みかづちのみこと)」という神様。
日本最大のパワースポットとして知られる富士山の山頂から鹿島神宮を直線で結
んだライン上には、明治神宮や皇居(江戸城本丸)があり、風水や「方位」を重
んじる昔の人々は、意図的にこのライン上に江戸城や明治神宮を建てたのだ、と
いう説もあるほどです。
あいにく小雨が降っていましたが、かえってしっとりと浄められた空気に包まれ
て歩く参道は、なんともいい気持ち。
拝殿は白木作りの簡素な意匠。
拝殿の奥にある本殿は、朱塗りに極彩色の鮮やかな意匠。
四方を木枠で囲まれた中に、ポツンと頭を覗かせているのが「 要石 」。
実は、地中深くまで続いている巨岩といわれています。水戸黄門として知られる
徳川光圀公がこの石の実態を確かめようとして、掘り起こすように命を下した際、
どんなに掘っても、掘った穴が翌日の朝には元に戻ってしまい、わからずじまい
だったという伝説があるとか。
この石が押さえつけているといわれているのが、大ナマズ。
武甕槌命の絶大なパワーでこのナマズを押さえつけていることから、鹿島地方で
は、大きな地震がないと伝えられています。
最近、地球上で大地震が頻発しているので、武甕槌命のご加護をお祈りします。
もともと本殿であった奥宮。
鹿島といえば、Jリーグ・アントラーズ(鹿の枝角の意)。やはり神様のお使い、
鹿がいます。
御手洗池(みたらしのいけ)。
ここが一番パワーを感じました。すっごく気持ちいい。
この池には不思議な言い伝えがあり、大人が入っても子供が入っても、胸を越え
ないとか。(すごく浅く見えたけど…)透き通ったとても綺麗な池でした。
奥には、干ばつにも絶えることがないという霊泉が沸いていて、友人が用意して
くれたペットボトルに水を汲んで持ち帰りました。
さぁ、次は香取神社へ。
by Emi Nakamura