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響和堂Blog 『 湧玉 wakutama 』

お伊勢参り… 裸踊り

伊勢に旅立つ3日前、都内のライブハウスで終演後に見ず知らずのご婦人から
「 どっかで会ったことあるなぁ? え、ない? ホンマに? なんか懐かしい
 感じがするなぁ。 」といきなり声を掛けられました。
聞くとその方は、なんと私の知人のお母様。
三重からいらしたとのことです。
丁度私は3日後に伊勢に行くことになっていると話すと、「 絶対おいで! 」と。
わざわざ翌日お電話をくださって、「 ホテルとってあんの? そんなんキャン
セルしぃや。インフルエンザにかかってしもうた言うたら、絶対来いとは言わん
やろ?! 」 と。そこまで仰ってくださるならとお邪魔することにしました。

出会って30分もお話ししていない人の家に泊まりにいくなんて、初めてのこと
です。「 なんかな、映美ちゃんとは100年前から友達みたいな気がするねん。 」
綾戸智絵さんのようなハスキーで軽妙な語り口に、すっかり意気投合しました。

というわけで、21日。
深夜に東京を出発して朝方瀧原宮に到着し、外宮から内宮へと参拝してから
その素敵なおばさまのご自宅へ向かいます。
日本酒がお好きと聞いたので、3種類の純米酒と、それからお彼岸の時期なので
とても佳い薫りのご仏壇用のお線香を手土産に。
初めて伺ったお宅なのに、なんだかとてもリラックスできて、夕方一番にお風呂
に入らせていただいた後は、もう寝間着で夕飯をいただきます。

それがもう、ハンパじゃないすっごいご馳走でした…。
松阪牛の牛刺しのなんと美味しいこと! そしてあわびのステーキ! 
茹で蟹(魚屋さんが全部食べやすいようにと殻をむいて甲羅に身だけを山盛り
にしてくれていた!)、ノドクロという高級魚の焼き物と刺身。更に刺身はアジ、
カンパチ、ボタン海老…あぁ、なんて幸せ!
気がついたら、720mlの日本酒を二人で2本空け、笑い、泣き、お母さんは演歌を、
私はソプラノで歌いまくり、
仕舞いには「 映美ちゃん、もう、脱いでしまい〜っ ! 」 と二人全裸で踊り狂い…
そのうち、「 さ、一緒に寝よ〜っ! 」 と、素っ裸のまま、お孫ちゃんと3人で
川の字になって寝たのでした…。

翌朝目が覚めて、二人で顔を見合わせて大笑い!
こんなに楽しいお酒は久しぶりでした。 
裸踊りして爆睡なんてことも私史上初めてのことで、ましてや、ちらっとお喋り
しただけの方のお家にお泊まりしてのことですから。
歴史に残る宴会です。

しじみ汁に大根と魚の煮付け、山芋とセロリ、美味しい漬け物等々、これまた涙ぐむ
ような素晴らしい朝食をいただきました。
しばしまたお話しをしたり、音楽を聴いたりして楽しい時間を過ごしたあと、志摩の
リゾートホテルへ向かうため昼前に出発します。

「 毎月は無理やろうけど、3ヶ月にいっぺんくらいは来れる? な、また来てやー。」
こういう出会いもあるのだなぁ。
本当に楽しかった。
そして、そのあと困ったことがあって、翌日東京への帰路にお母さんに電話しました。
「 お母さんのとこで食べたご馳走が美味しすぎて、困ったよぉ。
  あの後食べたものが、ホテルのフルコースも、伊勢うどんも、手こねずしも、
  全部つまらんかった!! 」
電話口で高らかに笑うお母さんの声に、なんとも言えぬ幸福を感じました。

注: 踊りの写真はありません。

by Emi Nakamura
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by kyowado | 2009-09-30 23:00 | 伊勢の道 | Trackback | Comments(0)

お伊勢参り… 内宮へ

内宮の宇治橋前から北に続く伊勢街道沿いには、みやげ物店や飲食店が軒を連ねる
「 おはらい町 」があります。
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“ 例の ”赤福さん。やはり地域一番店として賑わっていました。
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まねき猫の奥には「 おかげ横丁 」といって、伊勢が最も賑わった江戸末期から明治
初期をテーマに街並みを再現したテーマパークのような一角があります。
早く内宮に行きたかったのでパス。
そして、さぁ、いよいよ内宮の入口「 宇治橋 」です。
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雨は降っていませんでしたが、曇り空だったので画像も暗くなっていますが…
そう、この「 宇治橋 」が、この度の「 和の煌めき 」公演チラシで使わせていただ
いた鳥居礼先生が描かれた絵の、あの橋です。
五十鈴川に架かる、長さ100mの檜造りの大橋で、20年に一度架け替えられます。
今年平成21年から、この掛け替え工事が始まりましたので、残念ながら橋を渡る
ことは出来ず、平行する仮設の橋を渡りました。工事の様子を見ていて、おぉ!
と思ったのが、作業をする工事現場のオジサマ達が上から下まで、白を身に着けて
いること。丁度、撮影クルーが入っていたのですが、この人達も全員白で身を包ん
でいました。徹底されています。
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20年に1度の大祭、神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう)は、正殿(しょう
でん)を始め御垣内(みかきうち)のお建物全てを新造し、さらに殿内の御装束
や神宝を新調して、神儀(御神体)を新宮へお遷し申し上げる、日本で最も重要
なお祭りのひとつです。次回の「第62回式年遷宮」は平成25年。平成17年から
諸祭・行事が進行中です。

さて、松の緑が美しい神苑を通って、御手洗場(みたらし)の五十鈴川へ。
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内宮では響和堂のご祈願として「 世界和合 」の祝詞をあげていただこうと思って
おりましたので、まずは受付を済ませます。
外宮でお神楽体験していたので、ここでは祈祷のみの 御饌殿(みけでん)へ。
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頭を垂れて丁寧な祝詞の一句一句をしっかりと聞いていると、実に愛に溢れた
言葉が遣ってあることに喜びがこみ上げます。
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ご祈祷の後、正宮にお参りするために進みましたが、なんと板垣南御門前の石段
には長蛇の列。特別参宮章を持っていれば並ばずに上がっていけるのですが、
なんともこの行列をかき分けて上に上がるのは気が引けて、かといってこのまま
並ぶと参拝するまで1時間近くはかかりそう。
23日に神苑で行われる「 秋の神楽祭 」を見るために、もう一度内宮を訪れる
ことにしていたので、この日はこれで引き上げることに。
伊勢自動車道を名古屋方面に少し戻った 津市に住む、知人宅を訪ねることに
なっていたからです。

by Emi Nakamura
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by kyowado | 2009-09-30 01:11 | 伊勢の道 | Trackback | Comments(0)

瀧原宮から、伊勢神宮・外宮へ。
産業と衣食住の神様、豊受大御神を祀る外宮では、私の勤務先の事業繁栄の
ご祈願をして戴こうと決めていました。
混み合う前に受付を済ませようと神楽殿へ。おかげ参りが大流行した江戸時代、
伊勢神宮でお神楽をあげるのは庶民の憧れだったそうです。私も!とは思いま
したが、倭舞のお神楽の初穂料は¥15,000〜(大大神楽は¥50,000〜)。
内宮では響和堂のご祈願もしたかったので、ここは¥10,000の御神札を戴く
ことにして、待合室で待つこと10分くらいでしょうか。
20人位が神楽殿に通されると、御祓いから雅楽の演奏とお供え、祝詞奏上、
そして舞姫による倭舞、更には御神酒とその盃を戴いて、御神札とおさがり
の授与…とお神楽の内容が一式執り行われたのです。
これまで何度か神社でご祈祷をお願いしたことはありますが、お神楽つきの
ご祈祷ができたなんて初めて。間近にする雅楽の演奏と倭舞は、それはそれは
「 神遊び 」とお神楽が言われたように、とても美しく感動的でした。
お神楽分のお支払いをしていないのに、なんで?
あとで受付で確認すると、たまたま自分と同じ回にご祈祷をする方の中で、
お神楽の申込みをした人がいた場合には、一緒にお神楽を受けることができ
るのだそうです。なんてラッキー!
内宮では、一般的なご祈祷だけを行う御饌殿(みけでん)と神楽殿とが分かれ
ているのでこういうことはないそうで、外宮の神楽殿ならではの得した気分
でした。

さて、正宮にお参りする前にもうひとつ、受付で済ませておくことがありま
した。それは式年遷宮への奉賛(寄付)です。これにより、一般の参拝者
では入れない、御垣内に神職に案内され、特別参拝ができるのです。
¥2,000〜特別参宮章が授与されますが、私は¥5,000で3級賛助会員として
特別参宮章と神宮徴古館・神宮美術館の観覧ができる、絵葉書付きの奉賛
記念品を戴きました。
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一般の人のお参りは、この外玉垣(とのたまがき)南御門の前まで。
白絹が掛けられた御幌(みとばり)の奥には、特別参拝章を持ち、正装した
人だけが入れます。どの程度の正装かわからなかった私は少しカジュアルな
ワンピースでは参拝許可されなかったので、一度、駐車場に戻って、キャ
リーバッグから別のワンピースとジャケットを出してトイレで着替え、
パンプスに履き替えてドレスアップ。砂利道を革のパンプスで歩くのは
哀しい気持ちになりましたが、今度はオッケー。男性はスーツ&ネクタイ
着用ですから、遠方から観光目的で軽装で来た人が特別参拝したいと思って
も無理でしょう。あらかじめこの特別参宮章についてリサーチしていた
のですが、それでもここまで厳密な服装チェックがされるとは思っても
みませんでした。神様に失礼のないように…ということが徹底されて
います。

しかし、そういう寄付や正装での参拝が条件であるとはいえ、一人ずつ
御垣内に案内されて白い玉砂利を踏みしめての参拝は、特別な空気感に
身が引き締まる思いがいたしました。
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この他、外宮には多賀宮・土宮・風宮の3つの別宮もあります。
右の小さい宮は、遷宮の時に遷される場所です。
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さぁ、内宮へ移動しましょう。
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外宮から車で20分くらいで到着。シルバーウィーク中日とあってか、
内宮とその周辺の商業施設への観光客が集中し、臨時の駐車場も五十鈴
川の河原まで大混雑です。
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お彼岸に相応しく、曼珠沙華が風に揺れていました。

by Emi Nakamura
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by kyowado | 2009-09-28 17:17 | 伊勢の道 | Trackback | Comments(0)

お伊勢参り… 瀧原宮

先のブログで紹介した“ ヒデキヨさん ”が「 和の煌めき 」コンサートを聴き
終わって「 … 伊勢神宮に参った弾き手と聴き手とつなぎ手は、また、それぞれ
の故郷に帰るのでした。… 」と記してくださっていましたが、まさしく、その
伊勢神宮に御礼参りに行ってきました。

シルバーウィーク真っ只中、9月21日〜23日の2泊3日のマイカーでの旅は
走行距離1,215km。大渋滞を避ける時間帯の移動がうまく的中して、ほとんど
渋滞ストレスを感じずに旅することが出来ました。

伊勢神宮には、かれこれ26年前になりますが一度訪れたきりで、なんとも
情けないことに「 白い馬を見た 」位の記憶しかないのです。参拝する意識
よりもまず観光目的だったからでしょう。

「 お伊勢さん 」の名で親しまれる日本の総氏神ですが、単に「 神宮 」という
のが正式な名称だそうです。
伊勢の宇治の五十鈴(いすず)川上にご鎮座されている、天照大御神の皇大神宮
(こうたいじんぐう、内宮=ないくう)と、伊勢の山田の原にご鎮座の衣食住の
神様でおわす豊受大御神の豊受大神宮(とようけだいじんぐう、外宮=げくう)
の総称であり、この内宮と外宮とは約6km離れています。
この両大神宮の正宮(しょうぐう)には、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、
末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)が所属しており、全てで125の宮社
を数え、これらの宮社をふくめて、神宮が形成されています。

9月21日午前1時30分、自宅を出発。
ナビには「 瀧原宮(たきはらのみや) 」の住所をセットします。ここは、神宮
の遥宮(とおのみや)と呼ばれ、伊勢に神宮が鎮座するよりもはるか昔、倭姫命
(やまとひめのみこと)が天照大御神の永遠の鎮座地を求めて旅をし、ひととき
のお宮として建てられたのが、この瀧原宮だそうです。
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今回の旅は、まず瀧原宮から始めよう!と直感的に思いました。
所要時間は6時間。
一人で、よくまぁ6時間も運転して大丈夫?!と心配されましたが、シャスタ山
に行ったときも、サンフランシスコ空港から6時間でしたし、その前には東京
〜弘前往復1,550kmの旅も経験済みなので、なんてことはありません。
自分の思い通りに足を伸ばせるのも車じゃないと思うにまかせないし、それなら
名古屋まで新幹線で、それからレンタカーという手もありましたが、なんといっ
ても高速料金¥1,000の魅力は代え難い!
6時間とはいえこれは法定速度なので(笑)、途中2回休憩をとったとしても、
渋滞していなければ5時間で行けるでしょう。

案の定、全く渋滞はなく走ること5時間。夜中にもかかわらず、友人から何度も
激励メールを戴いて、睡魔に襲われることもなく、時々「 あ、170km出てる…
ヤバイヤバイ… 」とか思いながら順調に走りました。(笑)
内緒ですが、私は車に超高性能ねずみとりを装着しています。(スピード違反を
心配した上司がプレゼントしてくれたもの。…いい歳して情けない…(^_^;))
朝6時30分に瀧原宮に到着しました。
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御手洗場(みたらし)は谷川のせせらぎで。
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宮の参拝時間は朝5時からですが、まだ人影はなく、ひっそりと静まりかえった
参道を一人歩いていくと、一歩歩むごとに清らかな息吹が身体に吹き込んで
全身が浄化されるような、不思議な感覚がありました。
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ワタシ イセニ キマシタヨ …

by Emi Nakamura
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by kyowado | 2009-09-27 23:23 | 伊勢の道 | Trackback | Comments(0)

コンサートを終えて

9月13日のコンサートが、もう、遠い日のことのようにも思えてきますが、
その後もたくさんのメールやお手紙、お電話を頂戴し、本当にありがたく
思っています。
もちろん、痛烈なご批評についても、目を背けずしっかりと心に刻むように
しておりますが、考えてみると、これまでの人生で、これだけたくさんの人
から一度に喜んでいただけることをしたことがあっただろうかと、
家族や友人や職場や、私を取りまく人達に対しては、出来るだけ喜びと笑顔を
もたらしたいと努めてきたつもりですが、やはり、数百人と時間を共有する
中で、喜びをプレゼントするということは、音楽ならではのパワーでしょう。
コンサートを主催していなければ味わえなかった幸福感です。

さて、Classical Music Cafeというブログを開設している“ ヒデキヨさん ”
さんが、今回のコンサートを総括して、同ブログにて内容及び感想をまとめて
くださっています。
http://hidekiyomusiccafe.blog.so-net.ne.jp/2009-09-23

会場に足をお運びいただくことが叶わなかった方にも、コンサートの概要が
おわかり頂けると思います。
ヒデキヨさんには、私が表したかった世界を、しっかりとキャッチし表現して
くださったことに心から感謝しています。

この他、80歳代のお祖母さまからも長文のお手紙を頂戴し、感激いたしました。
会場には女優の十朱幸代さんや松原智恵子さんにもお越しいただき、新橋の
超売れっ子芸者さんだった姫乃さんをはじめとした着物美人や殿方、お綺麗な
方がとても多かったからでしょうか。
「 なんか、客層がすごかったー!」という声があちこちから…(笑)
みなさん、私が広島の田舎から出てきて、住み込みの家政婦をしたり、
敏腕女性経営コンサルタントの秘書をしたり、そして今の職場で頑張って仕事
をしてきた中で培ってきた交友関係、大切なお友達の力でお集まりいただき
ました。福岡・広島・福島など、遠方から駆けつけてくださった方もいらっしゃ
いましたし、広島からは母と二人の姉、姪や甥もやってきてくれて受付を手伝っ
てくれました。視線の先に家族の顔があるというのは、なんとも頼もしいもの
です。
ひとりでは何もできませんし、一朝一夕に積み上げられるものでもありません。
資金や経験の有る無しは舞台の評価には関係のないことですし、苦しいことも
たくさんありましたが、それでもこうして無事終了できたのも、みなさんの
お力添えのお陰です。何度言っても言い足りない「 ありがとうございます 」
の言葉を、またここに記させていただきます。

by Emi Nakamura
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by kyowado | 2009-09-25 13:13 | 響和堂 | Trackback | Comments(0)

萩のトンネル

浩子です。
もうお彼岸です。夕方、向島百花園に行きました。
わが家からは歩いて十数分のところにあり、季節ごとに訪れる場所です。
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園内のあちこちで萩が風に揺れています。
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萩のトンネル。
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水辺。
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白い萩はこれから満開を迎えます。
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だるま菊、われもこう、彼岸花、リコリス。c0173978_2247178.jpg c0173978_2224337.jpg
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          夏は終わったんですね・・・。
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by kyowado | 2009-09-23 23:23 | あれこれ…想う | Trackback | Comments(2)

中世のマリア賛歌

浩子です。
今ごろ、映美先輩はお伊勢さんからどのあたりを旅しているのでしょう?
(い~~な~~。。。)
私のシルバーウィークは、都内をちょろちょろと動いて過ごしております。
土曜日に、友人の出演するコンサート 「中世のマリア賛歌」 に行きました。
場所は、赤坂にある “ 女子パウロ会 聖堂 ” です。カトリックでは教会、教会堂では
なく、聖堂と呼ぶそうです。聖堂の中は、卵のように横に広い楕円の形、天上は高く
青いステンドグラスから光が射しこんでいました。
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余談ですが、マザー・テレサが1981年に初来日された時、こちらの聖パウロ女子修道会
に宿泊をされたそうです。この場所でマザーは祈られたのでしょうか。
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~中世のマリア賛歌~
 このコンサートのプログラムは、神の一人子イエス・キリストの母、マリアを讃える
 歌を中心に集められています。中世では、マリア信仰がもっとも盛んであり、聖歌
 の他にも様々なマリア賛歌が数えきれないほど作曲され歌われました。
 絶え間ない戦乱と飢餓と疫病に苦しめられ、暗黒時代といわれる中世を生き抜いた
 人々の救いへの願いを、音楽を通して感じていただければと思います。

結婚式などで歌われる讃美歌とはまるで違いました。
旋律はあまり耳慣れないもので、とてもシンプルで静かで、悲しい。
中近東の音楽の音階にも少し似ていると感じました。
聖堂は石と木でつくられているので、声の響きが素晴らしく、とくにグループの指導を
される 花井尚美先生の声は、キラキラと光の粒がこぼれるようで聴き惚れました。
グループの名前は、「中世女声アンサンブル ド・リーフデ」。
出演者は先生と11人のメンバー。ほかにテノール1名、楽器は、フィドル(中世の
ヴァイオリンのような古い楽器)、オルガネット、ゴシックハープ、パーカッション(たいこ)。

写真は、オルガネット。背面がふいごになっており、左手でふいごを、右手で木の鍵盤を
弾きます。パイプオルガンのようでもあり、アコーディオンのようでもあり。
フィドルとオルガネットのみの演奏も何曲かあって素朴でありのままな音色は心地よく、
バッハが活躍するのはずいぶん後の時代ですが、そのオルガン曲の原型のようだなあ…
と感じました。
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和の音楽に浸った日々でしたので、がらりとちがう文化圏の音色に触れて面白かったです。
時代を超えて伝えられる音楽はすばらしい…そして音楽は、その時代を伝え、人の心を伝える
のだなあ…と感動した体験でした。
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by kyowado | 2009-09-22 09:22 | Live | Trackback | Comments(0)

これから…

お伊勢参りしてきます。
渋滞避けて、今から出掛ければ朝7時すぎには「 瀧原宮 」に着くでしょう。
その後、伊勢神宮「 外宮 」から「 内宮 」へ。
いざ、出発!
( 一人で行くので、運転中眠くならないように、携帯メールアドレスご存知の
方は、応援メールくださ〜い。…笑…)

by Emi Nakamura
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by kyowado | 2009-09-21 01:00 | あれこれ…想う | Trackback | Comments(0)

2009年9月9日のこと。-3

そして、2009年9月9日。
この日は勤務先にお休みをもらって、朝9時に日本橋劇場入り。
NHKのビデオカメラも同時間からリハ終了まで入ることに。
搬入終えて、10時から全員をリハーサル室に集めてミーティング。
この日初めて、全員が顔を揃えたので、私とそれぞれの演奏家との出会いの
話からプログラムの説明、コンサートのコンセプトをみんなにお話ししました。
そして、プログラム通りにリハーサルを進行。
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舞台進行・照明・映像・音響など、いろいろな点をチェック。まだまだいろいろ
追いつかずに不安もたくさん抱えつつ、それでも心地よい緊張感の中で、リハ
終了。

すぐに横浜へ向かいます。
予定時間通りに到着し、18時30分から奉納の式を開始。
伊勢山皇大神宮の近藤宮司さんは、私の主旨を真にご理解くださって、それは
それは素晴らしいお話と祝詞をあげてくださいました。
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奉納演奏の最初は、MisaChiのイザナキ・イザナミの愛を歌った「 天のあわ歌 」。
そして、塩高和之さんによる琵琶の演奏。今回、私は楽琵琶による「 啄木 」を
リクエストしました。この曲は、遥か昔は天皇しか演奏してはいけないとされ
ていた秘曲中の秘曲。そして、もう1曲厳島神社にちなんで平家物語の中から。
玉串奉納の時には、力強くそして温かい気に包まれ、身の引き締まる想いが
いたしました。
よかった。 神様が喜んでくださっている。
これで、安心して幕が開けられる…リハの不安もなんのその、満足感が湧き上が
ってきます。

さて、ギャラリー「 あいおらいと1223 」 に移動して、塩高さんのミニライブ
です。宮司さんと神官の方にもお越しいただきました。
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節供の話をし、「 和魂 」に菊の花を浮かべて、菊酒で乾杯します。
和の心を感じながら、みんなの幸せを祈りながら。
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尺八・中村仁樹クンも飛び入り参加して、13日の本番で琵琶と共演する曲や
その場で渡された譜面を見事に演奏してくれました。

長い1日が終わりました。
今年に入ってから、ずっと意識していた2009年9月9日。たくさんのご縁と愛を
戴いてこの日を無事迎えられ、ホッとした私は、ギャラリーを出てから次に意識
が戻ったのは、夜中の3時過ぎ。マンションの地下駐車場でした。
仕事が終わってから、明け方までコンサートの準備をする日々が続いていた
ので、睡眠不足がピークに達していたのでしょう。
横浜から高速道路に乗ってから朦朧としていて、3度、前の車に衝突しそうに
なる寸前と、高速道路の壁に激突する寸前だけの一瞬の記憶だけが残っている
のです。ははは…笑い事じゃないですね。
今でも、命があるのが不思議です。
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翌朝、メールチェックをして驚きました。
2009年9月9日9時9分に、私の姉からメールが来ていたのです。
広島で姉と一緒に行なっている“ ひな祭りコンサート ”の助成金申込みに関連
する書類の原稿を前日にメールしたことへの御礼のメールでした。

「  ありがとうございました。
  映美ちゃんの願いが届きますように、祈っています。 」

感謝と愛の祈りのいっぱいつまったメール。
それが2009年9月9日9時9分に来ていたのです。
私はすぐに姉に電話しました。
「 昨日のメール、9時9分にきとったんよ。これ、すごくない? 」
「 え? ほんまに? そんなこと全然意識しとらんかった。すごいねぇ。鳥肌
 立ったー。」
「 ありがとね。こうして意識が繋がるって、嬉しいね。
 こういう神様のプレゼントがいっぱいあるけぇ、
                 私、がんばらんといけんと思うんよ。」

by Emi Nakamura
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by kyowado | 2009-09-20 20:20 | あれこれ…想う | Trackback | Comments(0)

2009年9月9日のこと。-2

9月9日「 重陽の節供 」は、縁起の良い陽数(奇数)の最大値である9が
重なることからこの名がつきました。
「 菊の節供 」「 重九の節供 」とも呼ばれます。
奈良・平安時代の宮中では、詩歌の宴を催すなど文化的行事も盛んでした
が、現代でも菊の花を観賞する行事が、全国各地の神社などで催されて
います。菊の花は香りが高く気品があるため、邪気を祓い、長寿をもたらす
花として、菊酒や菊料理として食すのも節供の習わしとされていました。
これは、季節の花には神が宿るとされる考え方に由来するもので、重陽の
節供に菊酒を飲むのは、花に宿った神様の力をいただきたいという願いが
込められています。

厳島神社で奉納演奏をしたあとに、足立さんのギャラリーでミニライブをし、
そこでお食事とともに、菊酒をふるまおう。そして、節供についてのお話を
みなさんにして、2009年9月9日を和やかに過ごしたい。…そんな企画
を考えました。

さて、厳島神社と伊勢山皇大神宮にお酒を奉納し、みんなにもふるまう
そのお酒は何にしようか。
菊にちなんで、菊水・菊姫・菊正宗…何がいいかなと考えながら、何気に
PCを開いたら、知人がブログを更新していました。クリックしてみてみると…
日本酒の一升瓶を抱えたオジサマの写真が目に飛び込んできました。
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 まほろばオリジナル
  「 和魂(にぎみたま) 」

札幌にて自然食料品店の先駆けである有名店
「 まほろば 」さんが、オリジナルで創らせた
日本酒です。
「 和魂(にぎみたま)」とは、柔和・精熟など
の徳を備えた神霊。雨や日光の恵みなど、神の
優しく平和的な側面であり、神の加護は和魂
の表れといわれています。
まさに、響和堂の奉納するお酒に相応しいので
はと、すぐにまほろばのオーナー宮下氏に電話
を入れました。

「 かくかくしかじか…で、奉納するにはこのお酒しかないと思ったんです。
すぐに送ってもらえませんか? 」
「 うん、まさしくこれしかないね!すぐに送りますよ。」宮下氏には以前から
私が響和堂を設立した想いや自分のお役目と感じていることをお話ししており
ましたので、奉納にまほろばのオリジナルの日本酒を選んだことをとても喜ん
でくださいました。
そして、特急便で届いたそのお酒は、ラベルもボックスも全てひとつずつ
宮下氏の素晴らしい書で「 和魂 」と手書きされていました。この文字の力強さ
美しさに感激!

まずは、9日の奉納演奏の前に、5日、伊勢山皇大神宮にもお酒を奉納し、
ご挨拶に行きます。
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とても静かで心地よく、私をあたたかく包んでくださるよい気配に満ちて
いました。

これまで、神道や神社とはあまり関わりのない生活を送ってきたのに、不思議
です。「 和の心 」を伝えていくという志を立ててからは、私なりに、神様に
礼を尽くし、お喜びいただくことをやらずには、なんとなく気が済まなくなっ
てきました。
詳しく神事を勉強しているわけではないので、自分が思いつく範囲のことだけ
ですが、いつも見守ってくださっている意識をもつと、礼を尽くさねばと
思うし、その意識が高いほど、ご加護=ラッキー!が多くなってきた気がします。

… 続く …

by Emi Nakamura
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by kyowado | 2009-09-19 20:20 | あれこれ…想う | Trackback | Comments(4)