ブログトップ

響和堂Blog 『 湧玉 wakutama 』

「えみちゃん、ブログ、さぼりすぎ!続きを楽しみにしてるのに、頑張ってよ!」
はい、スミマセン。
いろいろございまして・・・。 m(_ _)m
さて、明後日から福島・会津若松のさらに山奥へ、10日間行って参ります。
何の為かは、後日ご報告します。すごくすごく素敵なお知らせになります。

響和堂ホームページをリニューアルいたしました。
☆響和堂HP
これまでの活動をまとめ直しました。
新しいプロジェクトは、順次アップしていきます。

仲村映美
[PR]
by kyowado | 2011-10-30 22:30 | Information | Trackback | Comments(2)

神倉神社(2011.8.24)

次は熊野速玉大社にほど近い旧宮「神倉神社」へ。
道を間違えて入り込んだ道路が、道幅がどんどん狭くなって、ガードレールと車と
の距離が3〜5cmしかなくなってきた。これ以上狭くなったらどうしよう?!と
ひやひやしながらゆっくりと慎重に運転する。少しでも擦ったら大変だ。
100m以上あったような気がしてホトホト疲れたが、なんとかギリギリ通り抜ける
ことができた。あぁ、また非日常的な緊張感、冒険気分。(笑)
c0173978_2273891.jpg

ひと仕事終えたような気持ちで神倉神社の駐車場に着いた。
車を降りると、向かい側に駐めてあった車で帰ろうとしていた男性が、声を掛けて
きた。「パンフレットあげようか?」
「は??」
「これ、あげるよ。」といきなり熊野関連のガイドマップ付きの数枚のパンフレット
を手渡されて、その男性はその場を去った。一番上にあるのは「十津川村」の小冊子。
実は、この日泊まる宿をまだ決めておらず、熊野本宮大社の近くに泊まるか、明日の
スケジュールを考えて、奈良県・十津川村まで行くかどうしようかまだ決めていな
かったのだ。これは、今日、十津川村へ行けということだな。温泉にゆっくり浸かるの
もいいだろう。その場で、素泊まりできる温泉保養館に電話予約した。
c0173978_2275674.jpg

さぁ、神倉神社へと向かおうとしたら、駐車場の隣にはなんと「出雲大社」があった。
c0173978_2210624.jpg

そして、神倉山を登る。
c0173978_22102865.jpg

境内外縁は断崖絶壁になっており、山上へは、源頼朝が寄進したと伝えられる、急勾配
の鎌倉積み石段538段を登らなければならない。(538段で、ゴサンパイ?…笑)
c0173978_22104795.jpg

この石段、ゴツゴツした石が無造作に積まれているような作りなので、注意して登らな
いと危険だ。マジで、歳とってたら絶対無理だなぁ。下りるほうがもっと怖そうだ。
あぁー、しんどー。なんでまたこんな修行をしなきゃいけないんだ?などと、ハァハァ
息を上げながら登っていく。
c0173978_18361266.jpg

そして、ご神体「ゴトビキ岩」(「琴引岩」とも。ゴトビキとはヒキガエルをあらわす
新宮の方言)が祀られている所へたどり着いた。
c0173978_2211353.jpg

新宮市が見渡せる。
ひとりのお爺さんが、「ひとりで来たん?」と。
私「はい、東京から車で来ました。」
お爺さん「丁度今、一枚あるから、これをあげよう。」と写真をくださった。
満開の桜とゴトビキ岩のこの写真だ。
c0173978_22162536.jpg

お爺さん「この写真は、私が1985年に撮影したもんでね。右側にある桜の木、これは
今はもうないんやわ。台風で倒れてしもうてな。もう、こんな写真は撮られへんから、
あげるわ。」と。
更に、地元の新聞に掲載されたというお爺さんの神倉神社への想いを綴った文章の
コピーもくださった。
「・・・修行をして、おごり、高ぶりが心身に出ていないか、心すべきと思います。
 人生とは人生行と感じ、各人それぞれの使命を果たすこと。親切正直そして最も大切
 なことは、人に根性悪をしないことです。・・・」
新聞には、お爺さんのお名前と年齢が書かれていた。80歳だ。
毎日この石段を登っていらっしゃるという。素晴らしい。
c0173978_22144439.jpg

さて、やはり、下りる方が大変だったが、入り口に「ご自由にお使いください」と置い
てあった杖を借りていたので、随分助かった。しかし、お爺さんのスタスタと軽い足取
りをみると、情けない姿だ。
c0173978_22133533.jpg

c0173978_2214437.jpg

心の緊張感と、身体の平衡感覚をとりながら一段一段下りていく。その非日常的な体感
を何度も味わう旅。
次は、那智の滝へ向かおう。

仲村 映美
[PR]
by kyowado | 2011-10-04 10:04 | 熊野〜厳島〜伊勢 | Trackback | Comments(3)

熊野速玉大社(2011.8.24)

三重県から和歌山県に入ると新宮市。いよいよ熊野三山のひとつ「熊野速玉大社」へ。
c0173978_23471684.jpg

c0173978_23474885.jpg

境内にはご神木である、推定樹齢1000年日本最大のナギの木がある。
c0173978_23492727.jpg

このナギの木の葉は縦に細い平行脈が多数あって、主脈がない。そのため、ナギの葉
は、横に割くことが枯れ葉であっても容易ではないそう。(天然記念物なので、ちぎっ
て実験することはできません。)葉の丈夫さから、ナギにはコゾウナカセ、チカラシ
バなどの別名があり、その丈夫さにあやかって男女の縁が切れないようにと女性が葉
を鏡の裏に入れる習俗があったそうだ。
その強さから魔除けとなり、帰りの道中を守護してくれるものと信じられて、参詣者
はみなお札とともに持ち帰っていたとのこと。
藤原定家は次の和歌を詠んでいる。
   千早振る 熊野の宮の なぎの葉を 実らぬ千代の ためしにぞ折る
c0173978_23495477.jpg

c0173978_23482915.jpg

主祭神の速玉大神(はやたまのおおかみ)は、イザナミノミコトのこと。
もともとは、速玉大社から南へ1~2キロ行った千穂ヶ峰の東南端の神倉山に祀られ
ていたのが、のちに現在地に遷され、そのため神倉山の古宮に対し、ここを新宮と呼ぶ
ようになったそうだ。神倉神社にはこの後、行くことにする。
c0173978_2350155.jpg

c0173978_23505798.jpg

c0173978_23503045.jpg

c0173978_23513633.jpg

摂社の新宮神社。
c0173978_23565393.jpg

恵比寿さまもいらっしゃった。
c0173978_23543848.jpg

木槌が置いてあった。トントン。祈りをこめて。

仲村 映美
[PR]
by kyowado | 2011-10-03 01:00 | 熊野〜厳島〜伊勢 | Trackback | Comments(0)

神内神社(2011.8.24)

次は、これまたマニアック路線のようだが、三重県最西端の町、紀宝町にある
神内(こうのうち)神社。ここも写真家・鈴木理策さんのオススメリストにあった場所。
c0173978_244329.jpg

c0173978_244225.jpg

社殿のない、磐座をご神体とする神社。ここも、かつての熊野の自然崇拝の有り様
を、現在に伝えている神社のひとつである。
c0173978_2444774.jpg

「当社の義は近石と申すところに逢初森(アイソメノモリ)というのがあり、そこ
にイザナギノミコト、イザナミノミコト天降らせ一女三男を生み給う、この神を
産土神社(ウブスナジンジャ)と崇め奉る、よってこの村の名を神皇地(コウノチ)
と称す。いつの頃よりか神内村(コウノウチムラ)と改むと言い伝う」
c0173978_245543.jpg

c0173978_2451948.jpg

c0173978_2453832.jpg

c0173978_2455397.jpg

別名「子安神社」。安産の神として参詣者が多いことから、社務所には、たくさん
の「よだれかけ」がかけられていた。書かれたメッセージに心和む。
c0173978_2462926.jpg

c0173978_2461726.jpg

さて、今回、私の相棒として快適な走りをしてくれているフォルクスワーゲンの
限定車R32。カーブの多い道でも全くブレずに安定したコーナリングができるし、
サイズもさほど大きくないので、狭い道を走るのに好都合で、本当にいいドライ
ブができた。(それにしても、知人が5年間で9,000キロしか走っていないのに、
1週間で2,000キロ以上走ることになろうとは、この車自身もびっくりしただろ
うな・・・(^_^;))

仲村 映美
[PR]
by kyowado | 2011-10-02 10:02 | 熊野〜厳島〜伊勢 | Trackback | Comments(2)

8月24日。熊野市の七里御浜沿いのホテルをチェックアウトして、道路脇に
すぐ現れたのは「獅子岩」。
c0173978_1145737.jpg

高さ約25メートル、周囲約210メートルの岩塊は、まるで獅子のよう。
c0173978_1152598.jpg

獅子岩の南に位置する神仙洞の人面岩とともに、熊野国総鎮守大馬神社の狛犬
に見立てられているそうだ。
c0173978_1154356.jpg

この岩からすぐの所に、前から行きたいと思っていた場所、「花乃窟」がある。
日本書紀には「日本最古」と書かれている。
c0173978_1155859.jpg

神々の母である伊弉冊尊(イザナミノミコト)が火神・軻遇突智尊(カグツチ
ノミコト)を産み、灼かれて亡くなった後に葬られた御陵だ。
c0173978_1162418.jpg

こじんまりとした参道。
c0173978_1163694.jpg

お母様、お墓参りにきました。
c0173978_1534310.jpg

c0173978_1171026.jpg

この神社の例大祭は、神々に舞を奉納し、日本一長いともいわれている
約170メートルの大綱を、岩窟上45メートルの高さの御神体から境内南隅の
松の御神木にわたすというもので、この「御綱掛け神事」は、太古の昔から
行われているそうだ。
「 神と人とをつなぎ 神の恵を授けてくださるお綱なり。」
c0173978_1172242.jpg

花を手にした少女たちが舞う様子に、イザナミもお喜びになっていらっしゃ
るのだろう。美しいお祭りだ。(掲示してあったポスター写真より)

仲村 映美
[PR]
by kyowado | 2011-10-01 01:10 | 熊野〜厳島〜伊勢 | Trackback | Comments(2)