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響和堂Blog 『 湧玉 wakutama 』

マイケル・ケンナのカレンダー

今年も、あと一ヶ月あまり。
来年のカレンダーを、あちこちからいただく季節になる。
そんなにたくさんもらっても、卓上タイプが1つ、壁掛けタイプが1つと、
オフィスでも自宅でも各2・計4つしか必要ない。栄えある4つに選ばれた
もの以外は、陽の目をみることなく、しかしすぐには廃棄もできず、結局
1年の終わりにまとめて処分することになったりする。
以前に比べると、社名入りのカレンダーを製作して配る会社も少なくなった
とはいえ、使われないカレンダーの数の方がかなり多い。
「カレンダーいらない?」と聞いても「あー、いっぱいあるからねぇー」と
だいたい断られる。毎年同じデザインのカレンダーを使い続けている人も
多いし、余程写真やイラストが綺麗だったり、使い勝手のいいデザインの
もの以外は、活躍の場がないのだ。

さて、今年一番最初にプレゼントされたのは、世界的に有名なランドスケー
プ・フォトグラファー、Michael Kenna(マイケル・ケンナ)のものだった。
取引先の挨拶回りのカレンダーではない。
この春知り合い、とても大切な友達となった人が“ 出逢いに感謝して… ”と
贈ってくれたものだ。
マイケル・ケンナのカレンダー_c0173978_10415394.jpg

マイケル・ケンナの写真は、主に夜明けか日没に撮影されるモノクロの世界。
時に水墨画のようで、時に異次元空間のようであり、無音のように思われる
静寂の中にも、はっきりとした息吹や鼓動を感じる作品だ。
“現代写真が喪失した「風景の詩学」へ捧げられた孤高の浪漫主義者”と
言われる氏の作品の中に、日本の風景が多いのも嬉しい。
マイケル・ケンナのカレンダー_c0173978_1101644.jpg

日付のレイアウトデザインも、実に美しい。
私のデスク周りの、一番目立つところに新たなフックを取り付け、この
カレンダーを掲げる。

いつも私を見守っていてくれる、贈ってくれた友人の風情とぴったりと合う
このカレンダー。
毎月一枚めくる度に、ただ時の流れの早さを思うだけではなく、その月の
終わりに感謝し、次の月への祈りと願いの儀式のような、そんな瞬間を過ごす
ような予感がしている。
http://www.michaelkenna.net/
by kyowado | 2008-11-22 11:16 | あれこれ…想う