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響和堂Blog 『 湧玉 wakutama 』

Live 「 和音の楽しみ 」

11月22日(土)14:30開演、千葉市文化センター アートホール。
“見て、聞いて、触れて…思いっきり楽しい邦楽の世界”を体験するコンサート。
第1部は“和楽器のお稽古場になっている、千葉市にあるお屋敷の一室”を舞台
セットとしてしつらえ、そこに次々とやってくる演奏家たちのお稽古シーン…
という設定で展開していく。
登場するのは、津軽三味線女性ユニット「あんみ通」、アメリカ人の尺八&箏
ユニット「ブルース&カート」、二十五絃箏&尺八ユニット「ウラナス」。
そして第2部は“稽古場近くの神社のお祭り”で、和太鼓兄弟ユニット「は・や・
と」のパフォーマンスに、観客も参加しての太鼓演奏。
ナビゲーターは、林家きく姫。
終演後には、それぞれの楽器の体験コーナーもある。

これだけの実力派が集まってのコンサート、きっと面白いに違いない。
千葉市まで出掛けていく価値は充分にある。
「あんみ通」は初めて聴く。津軽三味線というと吉田兄弟を筆頭に、男性奏者
ばかり聴いていたのが、女性ならではの感性と確かな実力で、とても親しみ
やすく好感がもてる。
「ブルース&カート」は、もう何度もライブに行っていて、箏のカーティス・
パターソンさんとは「今度、是非何かやりたいですねぇ!」と話もしている。
日本語ペラペラの彼等が、日本を愛する心で癒しの音を奏でる姿は、実に
清々しい。
「ウラナス」の中井智弥クン・岩田卓也クンは、私が最も注目している若手
演奏家として、来年の響和堂コンサートにも出演が決まっている。とにかく
メチャ格好いいユニットだ。
そして今回初めて聴く「は・や・と」はイケメン3兄弟として、以前から
気になっていたのだが、とても明るく爽やかで、舞台で躍動する3人を見ている
だけで、オネエサンは頬がゆるみっぱなしというくらいのイケメンぶり!

実に、充実したコンサートだった。
しかし、約500名の客席は、半分以上が空席だったのである。
主催は財団法人千葉市文化振興財団。平成20年度舞台芸術創造事業として
出演者だけでなく、舞台セットもそれなりにお金をかけてよく作られたもの
であったのに、なんて“もったいない!”
これは、明らかに広報の仕方に問題があるだろうし、集客に力を入れなさすぎ
だ。この内容で¥3,500のチケットは決して高いものではないが、空席にする
くらいなら、販売状況を見ながら、千葉市の小・中・高校の音楽部に声を掛け
て無料招待するとか(邦楽部のある学校も何校か必ずあるはず)、有効利用の
方法はあったはず。
出演者にしても、客が入っても入らなくてもギャラは同じだろうが、テンショ
ンやモチベーションは満員の方が上がるに決まっている。
これだけの事業を主催するのに、何故、もっとしっかり集客に努めないの
だろうか?不思議でたまらなかった。
本当に、もったいない。

とはいえ、余程しっかり宣伝していかないと、これだけのメンツを揃えても
集客できないというのが、今の邦楽コンサートの実状なのだろう。
もちろん地域性もあるだろうが、大いに考えさせられる一日だった。
来年の響和堂コンサート。心してかからねば!
by kyowado | 2008-11-23 05:19 | いろいろ…観る