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響和堂Blog 『 湧玉 wakutama 』

熊野神社から高野山奥の院へ

元旦、初詣に出掛ける。
今年の初詣は、我が家から歩いて30〜40分くらいだろうか。
「和泉熊野神社」に行くことにした。
ここは、20年位前に杉並区方南町に住んでいた頃、時々、散歩に来ていた
神社だった。しかしながら、初詣に行くのは初めて。
世田谷の方へ引っ越してから一度も訪れることはなかったので、20年振り
だ。現在の幡ヶ谷に住むようになって、そう遠くもない場所だが、すっかり
忘れていたのだ。
それが、ひと月前に急に思い出され、何故かとても呼ばれている気がして、
初詣には是非ここへと思ったのである。
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神田川を井の頭の方へ上っていく川沿い、杉並区和泉に位置し、最寄りの駅
でいうと永福町駅から徒歩10分の距離だ。
境内には、大晦日の大祓式の時に設けられたものであろう “ 茅ノ輪 ”が
あり、無限∞の形を描きながら輪をくぐって、神殿へ向かう。
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元日の初詣とはいえ、それほど混み合っていない。屋台なども一切なく、
お札とお守り、そしておみくじを売るテントが出ているだけだ。
静かな小さな神社。とても気持ちよくお参りすることができた。

そして行きの参道とは違う脇の階段を下りようとした時、道路をはさんで
隣接するお寺らしき屋根が目にはいった。
“ 龍 ” が浮かんだ。
このお寺、気になる!
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寺に向かうと、大変立派な梵鐘があった。
真言宗「龍光寺」…やっぱり龍だ。
熊野神社の隣に、真言宗のお寺があるなんて、熊野・高野山みたいだ!と
なんだか嬉しくなって奥に進む。
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ご本尊は、薬師如来だ。杉並区の案内板によると、平安時代末期(十二世紀
後半)に造立されたもの。1172年の開創、開山は龍観和尚とのこと(字の
如く、龍を観ることのできた和尚さまだったのだろう)。寺号の「龍光」は、
井の頭池に住んでいた巨大な龍が川を下ってきて、この付近で雷鳴をとどろ
かせ、光を放って昇天したことに由来するそうだ。
本堂のお参りをしてから、更に左手に進んだ。
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「新四國八十八カ所 和泉霊場」霊場入口、とある。
なんだ?? どういうこと??
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『 第一番 霊山寺 釈迦如来 』『 第二番 極楽寺 阿弥陀如来 』…順に
石仏が並んでいる。ひとつひとつ、ご本尊の名前を唱えながらお参りする
ことにした。
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伊予乃国(愛媛県)、讃岐乃国(香川県)と霊場の所在を示す石柱。
なんと、ここは、四国八十八カ所霊場巡りができるのだ。
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そして、第八十八番のお参りを終えて、その先にあったのは…
『 高野山 奥の院 弘法大師 』空海さまの像だ。
本当に、熊野・高野山だった。
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出口には、庭園があり、池から噴き出す水の音が、静かな霊場に響いて
いた。霊場は、土・日・祭日のみ開場しているとのこと。夕刻だったせい
もあるだろうが、不思議と訪れる人は誰もなく、静寂の中で、88体の
仏さまに手を合わせお祈りすることが出来た。

何故 “ 初詣は、和泉熊野神社へ ” と導かれたかがわかった。
ここ、和泉熊野神社は、飯田橋・東京大神宮、日本橋・水天宮、そして
熊本・幣立神宮と同じく宇宙根源の神さま“ 天之御中主大神 ”が祀られて
いる数少ない神社である。そして、空海の軌跡をたどる四国八十八カ所の
霊場と高野山・奥の院。
一昨年、東京大神宮で“ 夏越大祓・茅ノ輪くぐり ”をした後、幣立神宮
を訪れ、そして熊野・高野山に導かれたのを、一度に全部廻ったような
すごいエネルギーを感じた。
今年、より一層力を尽くすための大きなパワーを、また与えていただいた
ような気がする。
感謝と祈りを込めて、合掌。
 
by Emi Nakamura
by kyowado | 2009-01-02 03:04 | あれこれ…想う