2009年 01月 13日
鏡開き
そもそも “ 鏡餅 ” とは?
(以下、「日本鏡餅組合」のホームページより転載。)
・・・・・鏡餅とは神様と人を仲介するものであり、1年間の幸せを願う
「晴れの日」に神前に捧げた餅をみんなで分け合って食べることで、神様
からの祝福を受けようという信仰・文化の名残りなのです。
つまり、鏡餅は神様にお供えしてからいただく尊い餅。「お供え」が鏡餅の
別名となっているのはこうしたことに由来しています。
では、なぜ重ねた餅を鏡餅と呼ぶようになったのでしょうか。
ひとつには、丸い餅の形が昔の銅鏡に似ていることから。古来から、鏡は
神様が宿るところとされていました。また、鏡餅の「鏡」は「鑑みる(かん
がみる)」。つまり良い手本や規範に照らして考えるという意味の言葉に
あやかり、「かんがみもち」とよぶ音がしだいに変化して鏡餅になったのだ
とも言われています。
さらに、鏡餅の丸い形は家庭円満を表し、重ねた姿には1年をめでたく重ね
るという意味もあるそうです。
鏡餅は、祈りと1年無事であったことを感謝する気持ちを込めた非常に歴史
のある日本人固有の文化なのです。 ・・・・・
では “ 鏡開き ” とは?
(以下、ウィキペディアより転載)
・・・・・正月に年神に供えた鏡餅を割リ、雑煮や汁粉に入れて食べ、一家
の円満を願う行事である。
「開き」は「割り」の忌み詞(いみことば)。鏡は円満を、開くは末広がり
を意味する。また、鏡餅を食すことを「歯固め」という。これは、硬いもの
を食べ、歯を丈夫にして、年神様に長寿を祈るためという。
武家では、鎧などの具足に供えた具足餅を下げて雑煮にして食し、これを
「刃柄(はつか)」を祝うといった。この武家社会の風習が一般化したもの
である。刃物で切るのは切腹を連想させるので、手や木鎚で割る。また、
女性が鏡台に供えた鏡餅を開く事を「初顔」を祝うといい、二十日(はつか)
にかける縁語とした。また、「切る」「割る」という言葉を避けて「開く」
という縁起の良い言葉を使っている。
元々は松の内が終わる小正月(1月15日 (旧暦))後の1月20日 (旧暦)に行わ
れていたが、徳川家光が亡くなったのが慶安4年(1651年)4月20日 (旧暦)
であったため、関東では1月20日を忌日として避け、後に松の内後の1月11
日 (旧暦)とされた。ゆえにグレゴリオ暦(新暦)になった現在でも、関東は
松の内1月7日後の1月11日、他の地方では1月20日(二十日正月)に行な
われる。なお京都では1月4日に行なわれる。 ・・・・・
2009年の鏡開きは、今年最初の満月の日。
音霊のアーティスト、即興演奏家・奈良裕之さんのライブに行く。
青く大きく光る満月を見上げると、新しい扉が開く音が聴こえてきた。
by Emi Nakamura
by kyowado
| 2009-01-13 02:15
| あれこれ…想う