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響和堂Blog 『 湧玉 wakutama 』

ブログ初登場!我が家のプリンス

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仲村アジくん、2003年7月1日生まれの5歳、アビシニアン。
「 うわー、カッコイイ猫ちゃん。名前は? 」 と聞かれて、「 アジ 」 と
答えると、「 へ?! 」 という顔をされることが多いのです。
どうも、私の口からオシャレで素敵な名前が出てくるのをイメージされる
ようで…。(笑)

なにゆえ 「 アジ 」 か。
「 猫を飼おう! 」と決めたのは、友人M嬢とその愛猫 「 サバ 」 との暮らし
ぶりを眺めていたことによるところが大きいでしょう。
サバくんは、ロシアンブルーという青みのかかったシルバーグレーの美しい
毛並みをもつ猫です。そのノーブルな顔立ちから、名前の由来はフランス語
で「お元気?」という意味の「サ ヴァ?」かと思いきや、毛の色から「鯖」
なんだと。
私は、サバくんと同じ血統をもつロシアンブルーを求めて、江ノ島にいる
ブリーダーさんを紹介してもらいました。“ 鯖/サバの弟分だから、名前は
鰺/アジにしよう! ” と、猫に会う前から名前は決まり。
ところが、丁度その時期に産まれた、もしくは産まれる予定のロシアンブルー
がいない。しばらくして、ブリーダーさんから連絡が入りました。
「アビシニアンで、とってもハンサムな仔がいるんですけど…。」
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( 写真は生後6ヶ月のアジ。)
あぁ、なんて可愛いの!
一目惚れしたその仔は、その日から我が家のプリンスになりました。
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ロシアンブルーのつもりで 「 アジ 」 でしたが、アビシニアンの 「 レッド 」
に属するこの仔は赤みのかかった茶色。
「 色でいうなら、名前は “ 春巻き ” だな! 」という声もあがります。
が、生まれる前から 「 アジ 」 という名の猫が我が家に来るイメージが
出来上がっていたため、やっぱりこの仔は 「 アジ 」 になりました。
“ アジア ”のアジ、“ 味 ”のアジ、そして“ 阿字 ”のアジ…。
“ 阿字 ”の阿は大日如来を表し、「阿字観(あじかん)」とは真言密教の
瞑想法の一つであり、瞑想により「 世界と自分はひとつである 」ことを
実感すること…このへんの意味合いも含んだり。日本古来から“ ア ”は
“ 天 ”を表しています。
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アビシニアンは鈴のような可愛らしい声で、よくお喋りをすると聞いてい
ましたが、お喋り? トンデモナイ!
アジはほとんど喋りません。病院に行く為に、クルマに乗せられるときだけ、
なんともせつなく、か細く、美しい声で「 なぁ… 」と鳴く。
猫語を知らないようです。
だからといって、おとなしい性格の猫というわけではなく、遊んで欲しい時
は、私の手足に噛みついて、しつこくアピールします。(だから私の手足は
噛み傷だらけ…)マッサージして欲しい時は、おでこをスリスリしてきます。
誉められたいとき、遠くから助走をつけてダッシュし、壁の高い位置めがけ
てハイタッチジャンプします。
毎朝6時半に、お腹が空いたとベッドに上がってきて、私の顔を舐めます。
それでも布団を被って起きないと、これまた遠くから助走をつけてダッシュ
し、ドン!とお腹の上に飛び乗ります。これを起きるまで、延々続ける。
自分の威光を振りかざしたい時には、私がちょっとかがみ込んだ瞬間に背中
の上に乗り、馬になって歩けとばかりに、王者の風格を漂わせます。
ちょっと旅行に出掛けたり、夜遊びがすぎて、時に朝帰りなんぞしようもの
なら、「ただいま、アジくん。遅くなってごめんね!」の声を聞きながら、
私の布団の上で確信犯的オシッコ。
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そんなやんちゃなアジくんですが、絶対に爪を立てることはないし、爪研ぎは
教えてもいないのに、キャットタワーの爪研ぎスペースでしかしないし、
テーブルの上にどんな食べ物が並べられていても、絶対に食べたりしません。
カーテンや襖や壁紙を傷付けることは一切無いし、高いところに飛び乗って
も、何かを倒したり落としたりすることもない。
特に1日2回の食事以外はおやつもねだらない、なんとも 「 お口が綺麗 」な
所は、 飼い主も見習いたいところです。(笑)
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小さい頃、皮膚病で引っ掻き傷がたえず、細胞をアメリカの検査機関に送って
アレルギー反応を起こす物質を詳細に調べてもらったところ、かなりの項目に
陽性反応がでました。市販されているキャットフードのほとんどに彼のアレル
ギー物質が含まれていたため、病院で取り寄せした皮膚アレルギー処方の缶詰
とドライフードしか食べさせなかったのが効を奏したのでしょうか。去勢した
家猫にありがちな、メタボ街道まっしぐらな心配はなさそうです。
今はすっかり皮膚疾患もなく、病院にかかることもありませんが、それでも
食事の内容は変えず、おやつもなし。
唯一おねだりするのは、私がたまに朝食でバタートーストを食べてる時。
バターのたっぷりしみた食パンを、ちょっとだけあげると、それはもうゴキ
ゲンです。ほんのちょっとで満足する、おりこうさん。
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今朝のアジくん。
毎日「 ねぇ、アジくん。どうしてそんなの可愛いの? 」と何度も言うので、
王子は益々図に乗って、遊べだの、ブラッシングしろだの命令してきます。
仕方ない、惚れたが負けよ。

by Emi Nakamura
by kyowado | 2009-04-17 13:13 | あれこれ…想う