2009年 04月 30日
「 目に息吹を! 」
自分で言うのもなんだが、私は化粧が相当上手い。
ノーメイクの私を見たことがある人は、同一人物だと判別するまで結構な
時間を要するだろう。自他共に認める “ ハリウッド特殊メイク ” ばりの
技術力というか、“ 絵ごころがある ” というか…。
かつて、経営コンサルティング会社にいた時、某大手化粧品メーカーS堂
の業態開発事業部モデル店舗に店長として出向していたことがあるのだが、
美容部員の指導教官から「あなたに教えることは、もう、ないわ」とまで
言わしめた。
自慢することじゃないが、自慢の腕前である。
よって、化粧をしてあげるのも、大好き!
メイクを終えて、初めて鏡を見せたとき、パッと瞳が輝く瞬間が、たまら
なく心地いい。
さて、現在、9月の響和堂プロデュース公演のチラシ制作にかかっており、
各出演者のプロフィール写真データを手元に集めているところ。
舞踊家の かじかわまりこさんの写真が、適当なものがなかったため、私の
ヘア&メイクとディレクションで撮影することになった。
撮影スタジオに入る前に、私のオフィスでヘア&メイクを仕上げていく。
あえて彼女のノーメイクの写真は掲出しないが、私の別人度以上の別人
モデルに出会えて興奮。(笑)
いや、私よりも本人が一番驚いていたが…。
麻布十番にあるそのスタジオは、尺八の中村仁樹クンに紹介してもらった
ところ。
このカメラマンさん、かなりのナイスガイだった。
「 ブログにアップして、スタジオの宣伝しますよ〜♪ 」と言ったら、
「 いやー、マイペースに細々とやりますから、名前出さないでくださーい。 」
と意外にシャイ。後ろ姿の写真だけパチリ、撮らせてもらった。
「 ダンサーなので、動きのある表情にしたいんです。ゆっくり踊ってる
ところを撮ってもらえますか? あ、そんな感じ… もうちょっと… 」 と
最初に少しディレクションしてからは、彼にお任せ。
「 目に息吹を! 」
「 そう、はい、一度目を閉じて、開けて、目に息吹を!! 」
彼が何度も繰り返した 「 目に息吹を! 」の言葉に、私は本当に感心した。
なんか、すっごくいいじゃないか。
「 目に息吹を! 」
そして、100カット近いショットから選んだ一枚が、コレ。
邦楽演奏家のプロフィール写真とは違うテイストしたかったので、あえて
こういうポージングのものを。
あぁ、まりこちゃん、とっても綺麗!
by Emi Nakamura