2009年 05月 27日
大楠
ゴールデンウィークに南伊豆に一泊旅行しました。
泊まったのは、河津桜で有名な河津町。
小雨が降ったり止んだりのお天気でした。
3月の桜シーズンには賑わう町もひっそりと静か。傘をさしてあちこち歩きました。
中でも心に残ったのが、来宮神社(きのみやじんじゃ)の楠です。
鳥居。 そして鳥居をくぐるとある、お年寄りがゆったりと腰を下ろしているような風情の楠。
社殿。
その裏手にあるのが、樹齢1000年と伝えられる、大楠です。
高さ24mの巨木、国の天然記念物に指定されています。
この神社の氏子は12月18日から22日まで鳥肉や卵を食べず、酒も飲まない
「鳥精進酒精進(とりしゅじんさけしょうじん)」という風習があるそうです。
祭神の杉鉾別命(すぎほこわけのみこと)が酒に酔い、野火に囲まれた時、
たくさんの小鳥たちが河津川で羽に水を含ませて火を消して命を助けられた。
という故事によるものなのだとか。
不思議な言い伝えです。
子供のころ過ごした家の近くに大きな楠がありました。
引っ越した家の近くにも大きな楠がありました。
楠の葉ずれの音は、ずっと知っている音。 なつかしい音楽。