2009年 09月 30日
お伊勢参り… 内宮へ
「 おはらい町 」があります。


“ 例の ”赤福さん。やはり地域一番店として賑わっていました。

まねき猫の奥には「 おかげ横丁 」といって、伊勢が最も賑わった江戸末期から明治
初期をテーマに街並みを再現したテーマパークのような一角があります。
早く内宮に行きたかったのでパス。
そして、さぁ、いよいよ内宮の入口「 宇治橋 」です。

雨は降っていませんでしたが、曇り空だったので画像も暗くなっていますが…
そう、この「 宇治橋 」が、この度の「 和の煌めき 」公演チラシで使わせていただ
いた鳥居礼先生が描かれた絵の、あの橋です。
五十鈴川に架かる、長さ100mの檜造りの大橋で、20年に一度架け替えられます。
今年平成21年から、この掛け替え工事が始まりましたので、残念ながら橋を渡る
ことは出来ず、平行する仮設の橋を渡りました。工事の様子を見ていて、おぉ!
と思ったのが、作業をする工事現場のオジサマ達が上から下まで、白を身に着けて
いること。丁度、撮影クルーが入っていたのですが、この人達も全員白で身を包ん
でいました。徹底されています。

20年に1度の大祭、神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう)は、正殿(しょう
でん)を始め御垣内(みかきうち)のお建物全てを新造し、さらに殿内の御装束
や神宝を新調して、神儀(御神体)を新宮へお遷し申し上げる、日本で最も重要
なお祭りのひとつです。次回の「第62回式年遷宮」は平成25年。平成17年から
諸祭・行事が進行中です。
さて、松の緑が美しい神苑を通って、御手洗場(みたらし)の五十鈴川へ。

内宮では響和堂のご祈願として「 世界和合 」の祝詞をあげていただこうと思って
おりましたので、まずは受付を済ませます。
外宮でお神楽体験していたので、ここでは祈祷のみの 御饌殿(みけでん)へ。

頭を垂れて丁寧な祝詞の一句一句をしっかりと聞いていると、実に愛に溢れた
言葉が遣ってあることに喜びがこみ上げます。

ご祈祷の後、正宮にお参りするために進みましたが、なんと板垣南御門前の石段
には長蛇の列。特別参宮章を持っていれば並ばずに上がっていけるのですが、
なんともこの行列をかき分けて上に上がるのは気が引けて、かといってこのまま
並ぶと参拝するまで1時間近くはかかりそう。
23日に神苑で行われる「 秋の神楽祭 」を見るために、もう一度内宮を訪れる
ことにしていたので、この日はこれで引き上げることに。
伊勢自動車道を名古屋方面に少し戻った 津市に住む、知人宅を訪ねることに
なっていたからです。
by Emi Nakamura