人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ブログトップ

響和堂Blog 『 湧玉 wakutama 』

鹿島神宮

「 ね、突然だけど明日、鹿島神宮と香取神宮に行ってみない? 」
例の“ 熊野繋がり ”で知り合った友人から、急なお誘いがありました。
「 明後日、7日、日曜日なら行けるよ。 」
「 決まり! 3月の吉方が東にあるの。“ 神宮 ”とつく神社は、最初は伊勢・鹿島
・香取と3つだけだったくらい重要な所だから…。」
ひな祭りコンサートの前に、吉方に出掛けてお参りするのもいいなぁ。どちらの
神宮もお参りしたことがないし…。
なんだか強いパワーがいただけそうです。
鹿島神宮_c0173978_23494326.jpg

東北から中部地方にかけて、およそ900あまり点在している鹿島神社、その総本社
にあたるのが、茨城県にある鹿島神宮です。
鹿島神宮は古くからパワーがみなぎる地として知られていました。お祀りされて
いるのは、日本神話史上、最強の武神と言っても過言ではない「武甕槌命(たけ
みかづちのみこと)」という神様。
日本最大のパワースポットとして知られる富士山の山頂から鹿島神宮を直線で結
んだライン上には、明治神宮や皇居(江戸城本丸)があり、風水や「方位」を重
んじる昔の人々は、意図的にこのライン上に江戸城や明治神宮を建てたのだ、と
いう説もあるほどです。
鹿島神宮_c0173978_2351474.jpg

あいにく小雨が降っていましたが、かえってしっとりと浄められた空気に包まれ
て歩く参道は、なんともいい気持ち。
鹿島神宮_c0173978_23581751.jpg

拝殿は白木作りの簡素な意匠。
鹿島神宮_c0173978_014557.jpg

拝殿の奥にある本殿は、朱塗りに極彩色の鮮やかな意匠。
鹿島神宮_c0173978_061389.jpg

四方を木枠で囲まれた中に、ポツンと頭を覗かせているのが「 要石 」。
実は、地中深くまで続いている巨岩といわれています。水戸黄門として知られる
徳川光圀公がこの石の実態を確かめようとして、掘り起こすように命を下した際、
どんなに掘っても、掘った穴が翌日の朝には元に戻ってしまい、わからずじまい
だったという伝説があるとか。
この石が押さえつけているといわれているのが、大ナマズ。
鹿島神宮_c0173978_082033.jpg

武甕槌命の絶大なパワーでこのナマズを押さえつけていることから、鹿島地方で
は、大きな地震がないと伝えられています。
鹿島神宮_c0173978_0122178.jpg

最近、地球上で大地震が頻発しているので、武甕槌命のご加護をお祈りします。
鹿島神宮_c0173978_0133151.jpg

もともと本殿であった奥宮。
鹿島神宮_c0173978_0141323.jpg

鹿島といえば、Jリーグ・アントラーズ(鹿の枝角の意)。やはり神様のお使い、
鹿がいます。
鹿島神宮_c0173978_0155225.jpg

御手洗池(みたらしのいけ)。
ここが一番パワーを感じました。すっごく気持ちいい。
この池には不思議な言い伝えがあり、大人が入っても子供が入っても、胸を越え
ないとか。(すごく浅く見えたけど…)透き通ったとても綺麗な池でした。
奥には、干ばつにも絶えることがないという霊泉が沸いていて、友人が用意して
くれたペットボトルに水を汲んで持ち帰りました。

さぁ、次は香取神社へ。

by Emi Nakamura
by kyowado | 2010-03-31 00:31 | ちょっとお出掛け