2011年 05月 28日
ZA ICHITARO サフランボル公演−4
「トルコで最も美しい街」と言われ、UNESCO世界遺産にも登録されている
この街は、19世紀頃からこの地に群生したサフラン(クロッカス)の咲く
場所を意味する「サフランボル」と呼ばれるようになったそうです。
右がモスク(イスラム教会)、左の丸い屋根が「ハマム」と呼ばれる「公衆
トルコ風呂」で、中世以来の特徴的な建築様式で造られた2,000棟を数える
民家が建ち並ぶ、とても心落ち着く穏やかな街です。
サフランボルで2泊、市長さんが用意してくださった、可愛らしいホテルで
す。チェックインして部屋に入ると、ベッドサイドテーブルに、市長さんか
らのプレゼントがおいてありました。
民家の模型は中に電球が仕込んであり、スタンドになっています。
手提げ袋にボプリ、リボンのかけてある包みを開けると、壁掛けやタオル、
ソープ、観光案内パンフレット、「ロクム」という名物菓子(日本でいうと
“ゆべし”のようなもの)など、たくさんのお土産が!
なんという心遣いでしょう。
荷物をほどいてから、街を散策しつつ、夕食を。
このブルーの目玉のようなガラス工芸は、「ナザールボンジュウ」という
紀元前から伝わる魔除けのお守りで、トルコ国内至る所で売っています。
なんだか美味しい風情の定食屋さんだな、と思ったら市長さんオススメの
レストランでした。
右端は、在トルコ日本大使館からガイドとして派遣されたアンカラ大学で
日本語を学んでいるハサンさん。来日経験もないのに、とっても日本語が
上手!実に秀才です。
野菜料理が中心で、どの料理もとっても美味しく、トルコは肉料理中心と
思ったら大間違い。優しい味付けで大満足でした。主食のパンもめちゃく
ちゃに美味しい!オススメ料理をどんどん出してもらって、お会計しよう
と思ったら市長さんからごちそうするように言われている、とのこと。
なんて男前な市長さんでしょう!コンサート会場では、ホテルや食事や
お土産の用意のことなど一言も仰らなかったのに・・・。
お腹いっぱいになって店を出ると、何度も呼び止められて「日本人?写真
撮って!」と取り囲まれます。みなトルコ国内からの観光客のようで、日本
人が珍しいようです。(コンサートをやったからというわけではなく、とに
かく日本人が人気みたい・・・笑)
サフランボル、1日目の夜が更けます。
仲村 映美