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響和堂Blog 『 湧玉 wakutama 』

カタールから

今年2月に、外務省からの依頼で和太鼓・壱太郎を中心とする“ ZA ICHITARO ”の
公演を行ったカタール。
そこでお世話になった在カタール日本国大使館の職員(専門調査員)として勤務して
いたAさんが、日本に帰国した。
彼女は大使館との雇用契約が終了して退職、日本に一時帰国して結婚準備をし、スイス
で挙式することになっているのである。

カタール訪問時に「私のフィアンセです。」と、カタール財団に勤務するスイス人の
婚約者を紹介してくれた。本当に優しくて、Aさんの役に立ちたいといつも心配りを
してくれているのが端から見てもわかるほど、素敵なカップルだった。
長い交際期間を経ての結婚の報告に、彼女とはカタールで数日間過ごしただけだった
が、とてもとても嬉しかった。
そして「帰国したら、是非お会いしたくて!」と連絡をくれたことに感激。
我が家にご招待した。

「何が食べたい?」と事前にメールを送ると、
「アラブ料理以外ならなんでも!」と。
「アラブ料理なんて作れないわよっ(笑)」
イスラム教のカタールでは、豚肉は食べない。
ラム肉が異常に美味しかったので、私は好んで注文していたから特に豚肉が食べたい
とは思わなかったが、例えば、ホテルの朝食バイキングのハム・ソーセージも豚肉を
使ったものではないので、今ひとつ美味しく感じられず、あちらの生活が長いと
きっと豚肉食べたくなるだろうと思った。
そこで、生ハム・餃子・豚しゃぶサラダといった豚肉を中心にしたメニューに
野菜を加えて。
思った通り、豚肉は「食べたいものリスト」の上位で、特に餃子が食べたかった
そうだ。よかった!

8月下旬にスイスで挙式したあと、ハネムーンはウィーン、それからカタールに戻っ
て結婚生活のスタートだそうだ。
私が撮影した写真をみながら「カタール公演、本当に楽しかったねぇ♪」としみじみ
語り合い、「今度旦那様と来日した時も、是非会いましょう!」と約束した。
私も、機会があればもう一度カタールを訪れてみたい。
カタールから_c0173978_5403558.jpg

Aさんがお土産にくれたのは、カタールの首都・ドーハに本社のある放送局「アル
ジャジーラ」のボールペンとキーホルダー。
「アルジャジーラ」といえば、アルカイダから送付された、オサマ・ビンラディン
のメッセージ映像を独占放映したことでも有名なテレビ局だ。ニューヨーク・タイ
ムズ紙に「アラブ諸国で、最も自由で最も広い観点を持つテレビネットワーク」と
評されている。
かなりレアなお土産で嬉しい!観光地ではないので、仕事の関係か、余程のサッカー
ファンでなければカタールに行くことはないから、カタール土産をもらう機会もない
だろう。
そういえば、壱太郎のカタール・クウェート公演の写真は、帰国してすぐに大震災
が起こり、ブログにアップできなかった。折をみてアップしておこう。

何はともあれ、Aさん、結婚おめでとう! 末永くお幸せに!
またお会いしましょう。

仲村 映美
by kyowado | 2011-08-12 08:12 | あれこれ…想う