2011年 08月 17日
夏休みの旅~身延山つづき
287段の石段を上がりきると、左手に赤く塗られた美しい五重塔、正面に
本堂があります。
宝塔で、木材は全て国産を使用し、設計から工法にいたるまで400年前
に建てられた元和の塔を復元・再建したものだそうです。
とにかく!広くて、空が抜けていて、気持ちのよいところです。
本堂に上がらせていただきお詣りをして、しばし休憩。大きな天井いっぱい
に墨と金箔で描かれた大きな龍の絵があり、あまりの美しさに目を奪われ
ました。(加山又造作「黒龍」)
そこから更にロープウェイに乗って、山頂へ。
身延山は標高1,153m、「奥ノ院思親閣」はその山頂にあります。
思親閣とは名前のとおり「親を思う御堂」ということであり、日蓮大聖人
は常にこまで登って、両親をはじめ師匠の追善供養を祈られたそうです。
石段の途中には、両親のために手植えした杉の木(樹齢700年以上)が
あります。
若いお坊さん達が「南妙法蓮華経・・・」と唱えながら歩いていました。
身延山には身延山大学・高等学校があり、その生徒達でしょうか。
その後も風に乗って山の方々からお経が聞こえてきました。
前日、富士宮でも雲に隠れて富士山は見えなくて残念でしたが、
この日ももやがかかって富士山は見えず、諦めていたところ・・
下りのロープウェイから見えました!かすかに!!
ありがとうございます!!!
そしてそして、下山する時がきました。
体力気力がないので近場で一泊、のはずが、どこでどうなったのか?
メリハリのある、夏の旅でした。