2011年 09月 11日
旅のはじまりは瀧原宮から(2011.8.23)
して紀勢自動車道・大宮大台ICへ。東京から瀧原宮まで約470キロ、5時間の
道のり。
途中、いくつかのサービスエリアに寄るのも楽しく、徹夜明けにも関わらず
30分の仮眠だけで、お昼頃瀧原宮に到着した。
2009年9月に初めて伊勢を訪れた時も、早朝、瀧原宮でのお参りがスタート
だった。ここは、第11代垂仁天皇の皇女 倭姫命(やまとひめのみこと)が、
天照大神(あまてらすおおみかみ)を伊勢にお祀りする前に立ち寄られ、宮
を建てられた地。元伊勢のひとつである。
参道を歩く。空を見上げ、深呼吸する。
静かで、なんと心地よいことか。
この宮の御手洗場(みたらし:手を洗い口をすすぐ所)は、谷川の清流を
そのままに、古と変わらぬ風景がある。
宮は伊勢神宮に準じた神明造。中央のご本殿は丁度、屋根の葺き替え工事を
している所だったが、作業をする人影もなく、心静かにお参りし、旅の始ま
りに安全を祈願した。
さて、これから国道42号線を南下し、熊野・和歌山へ。
瀧原宮のある度会郡には「阿曽(あそ)」という地名があった。信号待ちし
ていて見つけ、シャッターを切る。
2007年の夏に、熊本空港からレンタカーを借りて、阿蘇・幣立神宮・高天原
・天磐戸にひとり旅したことを思い出しながら、熊野に向かった。
そう、2007年の阿蘇が、私の祈りの旅の最初だったのだ。
仲村映美