2012年 06月 24日
母からの手紙
もうすぐ大台ですね。
三原の畝木産婦人科でオギャーと生まれた大きな女の赤ちゃん(今でも大きいまま)
が早いものですね。
毎日頑張っているようですが、健康であることが一番の幸せです。
食事(特に気をつけて)睡眠と充分気をつけて、健康を維持してください。
ママの脳がダメになった時はよろしく。
日本人の平均年齢(寿命ではなく、全てが良い状態であるのは75歳位までだそう
です(WHOリサーチ)。
よい年でありますよう。 From Mam.
・・・・・・
6月19日は私の誕生日だった。龍年、48歳の誕生日である。
母からバースデーカードが届いたので、御礼の電話をした。
「ママ、カード届いたよ。ありがとう!
あのさ、ママ。なんだか私が勝手に大きく産まれたみたいに書いてあったけど
私を大きく産んだのはママなんですからね。
ほら、弥栄ちゃんと美弥ちゃんと2800gと2500gの双子で、ママのお腹は5300g
のお腹だったわけですよ。5300gの大きなお部屋があったわけですから、3700g
の私が産まれてきても、なんの不思議もないわけよ。むしろ4000g超えてなかった
だけでもありがたいと思って欲しいわよ。」と私。
弥栄ちゃん美弥ちゃんは、私の2歳年上の双子の姉のことである。
「まぁ、映美ちゃん、そっか、そういうことなのねー。ママ、今、気がついたわ−。
これは今度、英会話教室で発表しなくては!」
「えっ? ママ、48年後に、ようやくこの事実に気づいたの?」
「うん、気がつかなかったわぁ。なるほどね。そうよねぇ、大きく育つだけのお腹
ができていたのねぇ〜。大きく産まれるはずよねぇ。」
先だってプレゼントは何がいいかと聞かれたので、携帯ストラップがちょうど壊れた
時だったからリクエストした。すると「いろいろ探したのだけど、いいのが見当た
らなかったので、広島よりも東京で自分が探した方がいいでしょう。お金を送るか
らそれで買ってください。」とのこと。
バースデーカードに現金の入ったポチ袋が添えてあった。

母の字で「元気でいてくれて」と書いてある「ありがとう」の袋。
ママ、こっちのセリフだよ。
48歳にもなって、ママからお小遣いもらっちゃって。
「おめでとう」じゃなくて「ありがとう」なんて。
ママに何にもしてあげていない、自分が情けない。
ほんとうに、ありがたくて、ありがたくて、胸がつまった。
仲村映美