2014年 05月 18日
LIVE(ナマ)の感動体験を!
一日中、どこへも出掛けないことがあります。
家の中にいるだけで、インターネットがあれば、何でも見ることができる、聞くことが
できる、話しもできる、いろいろなことを知ることができ、買い物も食事の注文もでき
ます。
私自身、仕事上も欠かすことの出来ないツールとして利用し、便利な生活を享受し
ていますので、そんな社会を否定するつもりもありません。
でも、モニター画面からでは体感することのできない息吹、熱気、気配、風情、匂い、
振動、感触、より深く豊かな情緒の味わいが、LIVE(ナマ)には絶対にある。
人が「感じて動く」エネルギーは、LIVEの方が絶対に強いし、映画だって、映画館の
方が断然いいと思う。そこにLIVE感がある。
「なんで、みんなもっとLIVEを楽しもうとしないのかなぁ…」と問うと、
「LIVE体験がもともと乏しいと、どっちの方が感動するなんて感覚がないでしょ。
簡便な情報キャッチとヴァーチャル体験で、ある程度満足できちゃえば、わざわざ
お金と時間を使ってLIVE体験しなくてもいいやと思うんでしょうね。そんなにLIVEの
威力を力説してもピンとこないんじゃない?」と即答されます。
まぁ、そうなんでしょうが、それでも諦めずに力説したい。
そういう場を創りたい。LIVE感をみんなと共有したい。
この度の響和堂主催公演『 坂本長利、演ずるということ。 』
「このタイトル、演劇界に喧嘩売ってるわけじゃないだろうけど、“演ずるって、こういう
ことだぜ”って世間に叩きつけてる覚悟がいいよね。」と言ってくれた友人がいました。
はい、そうですとも。
坂本長利でなければ、このタイトルは付けられません。
「エミちゃん、なんだか、ボク自身よりすごいチラシだね。」
と、坂本さんは照れ笑い。
「トンデモナイ。坂本長利はすごいんです。」
と、愛とプレッシャーをシャワーのように浴びせるプロデューサーの私。
そんな二人のやりとりを「役者冥利に尽きる企画だと思う。全力で支えますよ。」と言っ
てくれるスタッフのみなさん。
そこから紡がれる何かを、6月7日(土)〜8日(日)、座・高円寺で体感しにいらっしゃい
ませんか。
是非、たくさんの方にご来場いただきたいと思っております。
ご都合のお悪い方でも、本公演に興味を持っていただけましたら、お友達へのご案内
をよろしくお願いいたします。情報拡散に、どうぞご協力くださいませ。
坂本長利の独演劇2作品の上演と、主演映画の上映会です。
★昭和42年初演、上演回数1,166回の独演劇
『土佐源氏』( 宮本常一氏『忘れられた日本人』より )
★水上勉氏が坂本長利の独り語りのために書き改めた
『越前竹人形』
★福島奥会津を舞台にした坪川拓史監督、坂本長利主演
映画『ハーメルン』( 西島秀俊・倍賞千恵子共演 )
ご来場、心よりお待ちしております。
お申込み、詳細は響和堂ホームページをご覧ください。