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響和堂Blog 『 湧玉 wakutama 』

水天宮 奉納演奏 - 1

7月の初め、心の深いところから「水天宮で奉納演奏をしよう…」という
想いが、ふと湧いてきました。
日本橋・水天宮は、来年第1回プロデュース公演を行う日本橋劇場にほど近い
神社。「子授け・安産」で有名なこの神社は、参拝客のほとんどが妊婦さんや
お礼参りの赤ちゃん連れ、新婚カップル等で、「子宝」に特化した神社ゆえか
境内は幸せオーラに満ちています。
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いくら日本橋劇場に近い神社だからとはいえ、何故、一度も訪れたことの
ない、水天宮?
しかも「奉納演奏」を執り行った経験もありません。
そこで、水天宮のホームページにアクセスして、お祀りしてある神様を調べて
みました。
「天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)」
古事記に一番最初に登場する神様で、宇宙の根源の神様、宇宙創造神。
なるほど、全てを生み出した神様だから、新しい生命を生む「子授け・安産」
に御神徳が発揮されるということなのですね。
そして、1185年の壇ノ浦の合戦の際に入水したと伝えられている、当時8歳
の安徳天皇と、その母・建礼門院(平清盛の娘)、そして祖母である二位の尼
(清盛の正室)の三人の御霊。
この四柱が、水天宮の御祭神です。

1190年に福岡・筑後川のほとりに、平家の御霊を鎮めるために創建された
お社が発祥であり、その後、1650年に久留米の有馬のお殿様が社殿を寄進
して水天宮は広く信仰されるようになりました。
1818年、有馬のお殿様は、参勤交代の際に、江戸でも水天宮をお参りしたい
と、江戸屋敷内に久留米から分霊した水天宮を建てました。当初は一般の人の
参拝は出来ませんでしたが、御利益を信じる江戸っ子達が、塀の外からお賽銭
を投げるようになりました。ついに毎月5日だけ屋敷を開放して、庶民も
参拝が許されました。人々は、「情け深い」ことを感謝する際に、有馬家と
水天宮を洒落て、「情けありまの水天宮」と口癖のように言ったそうです。
フーテンの寅さんの台詞で有名な「恐れ入りやの鬼子母神」という言葉と共に、
江戸の流行語に…。
今年、東京水天宮は190年を迎えました。
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平家の御霊。
私は、来年コンサートに出演していただくことになっている琵琶奏者の
塩高和之さんに、奉納演奏してもらおうと思いました。
塩高さんは、平家に所縁の深い、厳島神社や赤間神宮で公式に奉納演奏を
していらっしゃる方です。きっと、御霊がお喜びになるに違いないと
確信しました。すぐに、塩高さんに連絡をとると「東京の平家所縁の神社
で、奉納演奏したことはこれまでありませんでした。是非、やりましょう!」
と一つ返事で承知してくださいました。
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by kyowado | 2008-09-16 02:00 | 響和堂