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響和堂Blog 『 湧玉 wakutama 』

水天宮 奉納演奏 - 3

2009年9月14日(日)、いよいよ奉納演奏当日。
ご縁のある内々の方だけ、10名の参列です。
まずは、社務所に用意していただいた部屋で、何故私が水天宮で奉納演奏を
することになったか、その目的について、参列いただく方達にご説明しました。
私が響和堂の活動をするのは、「和の心を伝えて、世界和合のために力を
尽くします」という志を全うするためです。「世界中のみんなが幸せであります
ように…」という祈りの心で、この奉納に臨んでいただきたいというお願いを
いたしました。
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本殿にて祝詞をあげていただいた後、玉串奉納です。
有馬さんの祝詞は、とてもわかりやすく私の想いをまとめてくださった、
素晴らしい祝詞で、大変感激いたしました。
水天宮 奉納演奏 - 3_c0173978_050595.jpg

そして、塩高和之さんによる琵琶演奏。
曲目は、平家物語より「祇園精舎」、塩高さん作曲「平経正〜永遠への響き」。
水天宮 奉納演奏 - 3_c0173978_0575152.jpg

実は塩高さんは半月前から喉の調子がおかしく、通院・投薬を続けていた
そうです。前日も思わしくなく、不安な気持ちで当日を迎えましたが、
水天宮に到着して、宮司さんや有馬さんとご挨拶するために口を開いた
途端、喉の違和感がスッと消え、自然に声が出るようになったそうです。
演奏中は、いつも以上に高い集中力で、無心になって演奏に専念できた、
とのことでした。
本当に、それはそれは素晴らしい演奏でした。


参列された中のお一人は、琵琶の音色を聴いた途端、大粒の涙がボタボタ
とこぼれ落ち、自分でもそれに驚いて何が起こったの?と思うほどの
体験したことのない境地に入ったとのこと。魂の奥底に響いて、何かが
呼び起こされたような不思議な感覚だったそうです。
水天宮 奉納演奏 - 3_c0173978_1474390.jpg

今日は巳の日。
辨財天様のご尊顔を拝観することができました。
なんて美しい。
水天宮に琵琶の音が響いたこと、そして私達の祈りの心を、お喜びに
なっていらっしゃる気がします。

無事奉納演奏も終了し、一つの役目を終えた充足感で、胸がいっぱいに
なりました。みなが響き合い、こうして、この場にいることを幸せに思い、
このご縁を心から感謝いたしました。
奉納を終えて初めて、本当の意味で、響和堂のスタートであるという
引き締まるような想いがしています。

※なお、本殿内は通常は写真撮影禁止となっております。
水天宮のご厚意で、記録のために撮影を許可していただきました。
by kyowado | 2008-09-16 02:16 | 響和堂