2008年 09月 23日
小田まゆみ「女神たち」ー1
隣に「あとりえ10.」という小さなブティックがありました。
ガラス越しに、マダム向けの洋服やアクセサリー、食器などが見えます。
少し時間もあったので、何気なく店に入ると…私の眼は、あるグリーティング
カードに釘付けになりました。
カードの裏には「 Goddess Hears People's Needs and Comes 」と題し
「 Compassion Goddess sees the cries of the world and descends to help
those in need. 」と書かれていました。
英語は得意ではありませんが、人々の願いと叫びを聞き、助けるために降りて
きてくださる女神、観音さまだとわかりました。
傍らに、現代思潮社刊「女神たち」という書籍がおいてあり、このカードの
原画であるシルクスクリーンの版画を創作されたのが、小田まゆみさんで
あることがわかりました。私には、初めて聞くお名前でした。
「日本よりも、海外の方がよく知られている版画家さんみたいですね。」
と、この店の女性オーナーさんが声を掛けてくれました。
「小田さんは環境問題にも取り組んでいらしてね、その本は普通の木から
作られた紙ではなくて、竹100%の紙なんですって。竹はどんどん伸びる
から、木をたくさん切らなくてもいいでしょ?」
『宝船 夢を叶える魔法をくださる女神』 弁天さま
「小田まゆみさん…初めて知りました。素敵。素敵。
このお店のお名前“あとりえTen” の“てん”は“天”だから、天からの
プレゼントが見つかるお店ですね!」と私が言うと、
オーナーさんはハッとした顔をして、
「“天”…あぁ、気がつきませんでした。初めて言われたわ。“10ポイント”
っていう意味だったの。まぁ、天からのプレゼント…ほんとに嬉しいわ!
お客様は、天女ね!」と。
カード数枚と桜の箸置きを買って、とてもいい気持ちになって、仕事場へと
戻りました。
早速、小田まゆみさんについてインターネットで検索。
「 女神の版画等で知られる国際的な画家・環境活動家。自宅のあるジンジャー
ヒル農園(ハワイ島コナ)は、パーマカルチャーの実験農場であると同時に、
リトリートセンターとして、様々な人の癒しと学び、交流の場になっている。」
また、Amazonで著書「女神たち」も購入しました。
1941年東京生まれ。東京藝大卒業後、アメリカ人と結婚、渡米。出産・離婚
の中で、創作活動と平和・環境活動を続け、現在、ハワイ島にある農園で
有機栽培によるの野菜作りと、癒しのワークショップをしていらっしゃいます。
『 私たちの心に帆をはる宝船 』
美と音楽、そして弁舌と福徳の女神として人々に親しまれている弁天さま。