2008年 09月 23日
小田まゆみ「女神たち」ー2
ものであり、私が購入した日本語版は1999年に発行されました。
この“まえがき 日本語版によせて”に、ハッとする文章がありました。
「 混沌の内より女神が現れる…そんなことばが毎日のように私の心を
ゆきかいます。 ずっと女神を描いてきた私が、日本政府のプルト
ニウム政策に反対して、日本やバークレーに住む友人たちと、
「プルトニウム・フリー・フューチャー・虹の蛇」(プルトニウム
のない未来)というネットワークを作って活動をはじめたのは1992年
のことでした。
その年のお正月の夢枕に弁天さまが現れて、「どうか、日本のプルトニ
ウムを止めてください。」と私に頼まれたのです。何か、大変な仕事を
するような思いで、ヴィジョンと加護を求め、カリフォルニア州と
オレゴン州の州境にあるマウント・シャスタに通いはじめました。
マウント・シャスタは、ネイティブ・アメリカンの人たちが、
ヴィジョン・クエスト(探索)をした聖なる山です。この山の前に
初めて立った時、私は魂のふるさとへ帰ったかのように、ただただ
涙があふれて止まりませんでした。
マウント・シャスタにはヌチュマシュという女神さまがいます。
この女神さまの山の脇腹から湧き出るお水を飲むと、身体が清まって
強くなれるような気がしました。平和・環境運動を推進するために
日本とカリフォルニアの間を何度も行き来したこの7年間、私は何回
もこの山を訪れました。 ( 中略 )
私は今こそ、女神たちが戻ってくる時だと思っています。私たちに古く
から伝えられた文化は何であったのか、これから先もずっと存続し続ける
文化とは何であろうかと深く問う時に、日本の島々に古代から住んでいる
女神たちが私たちに語りかけてくれます。
たくさんの女神たちが戻ってきて、私たちに生きのびる知恵を与えて
くださいますように。 」
“何か、大変な仕事をするような思いで、ヴィジョンと加護を求め、マウント
・シャスタに…”
私は来月、シャスタへ1人旅します。
今年の誕生日を迎える直前、急に「シャスタ」という地名が私の心に
刻まれ、ハンガリーに行くために手配していた航空券をサンフランシスコ
に変更しました。そこからレンタカーを借りて走ること5時間の地へ、
一度も訪れたことのないその場所へ、間もなく私は行こうとしています。
誰に勧められたわけでもなく、ただ、呼ばれていると思ったのです。
何の目的で行くのか?
これから私に与えられたお役目を果たすために、大きな力を授けて下さる
に違いないと思ったのです。まさに、ヴィジョンと加護を求めて…。
そして、弁天さま…。
私は今月14日に、日本橋・水天宮で奉納演奏を執り行いました。
この奉納は、ここにお祀りされている宇宙根源の神様・天之御中主大神さまに、
これからの私の働きに力を貸して下さいとお願いするためであり、同じく境内に
お祀りされている「中央辨財天」弁天さまの像がご開帳される巳の日を選び、
弁天さまにちなんだ琵琶の演奏を奉納させていただいたのです。
そして、「子授け・安産のご祈願」で有名なこの水天宮に、なぜ導かれたのか
の気づきをいただきました。
それは、これから生まれてくる命のために、地球の未来を創る子ども達のため
に、祈り、果たしていかなければならないお役目が私にある、ということです。
ただ“和の心を伝える”ということだけでなく、“妊婦さんと赤ちゃんへの
ヒーリング”という具体的な活動が加わりました。
こうした、水天宮の弁天さまからシャスタへ至るまでの間に、小田まゆみさん
の「女神たち」が舞い降りてきました。
またひとつ確信が生まれました。
この女神の祝福を、心から感謝しています。